カナダ大使館庭園

Embassy of Canada to Japan Stone Garden, Tokyo

東京・青山の浮かぶモダン日本庭園…日系カナダ人建築家による現代建築に、現代の禅僧/作庭家・枡野俊明+日本造園設計作庭の“カナダガーデン”。

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

カナダ大使館庭園「カナダガーデン」について

「カナダ大使館」(かなだたいしかん)は、東京都港区、青山一丁目駅のほど近くに位置するカナダの駐日大使館。246に面する現代建築『Place Canada』は日系カナダ人建築家:レイモンド・モリヤマの設計。また4階屋上部には現代の禅僧/作庭家・枡野俊明+日本造園設計が作庭を手掛けたモダン庭園「カナダガーデン」があります。

2026年『東京建築祭』でも特別公開された「カナダ大使館」。この庭園は建築祭以外の期間でも見学できます(平日の開館時間のみ/身分証明証の提示やX線検査等は必要)。

元首相の屋敷跡地『高橋是清翁記念公園』に隣接するカナダ大使館。現在の建築は1991年(平成3年)の竣工ですが、カナダの在日公館がこの地に設置されたのは戦前の1934年と古い。(元々は青山子爵家が所有の土地でした)

エスカレーターを4階まで登った先の屋上部分に庭園が現れます。作庭を手がけたのは禅僧としても知られる、現代の人気作庭家の一人・枡野俊明+日本造園設計。他にもモダンな作品を残す氏の中でもこの作品は初期に近い作品であり、また作品性/アート度合いの高いめちゃくちゃカッコいい作品…!

中央の部屋をコの字型に囲んだ庭園「カナダガーデン」はその三方ごとにデザインが異なるエリアによって構成。
まずエスカレーターから最も近いのが巨石が床に突き刺さった様なデザインの枯山水庭園で、部屋の東側に位置します(東庭)。このお庭の中でも最も“モダン”な雰囲気。そのモチーフはカナダの地形を抽象的に表現したものなのだそう。

部屋の北側には直線的な池泉が。北側にある“御用地”に向けて羅針盤のように伸びる石材が印象的。
そして部屋の西側には茶庭/露地の様な石畳(延段)と『龍安寺』の石庭のような枯山水が合わさったような枯山水庭園が。現代的な建築に対して、この庭園と犬矢来の姿が“和モダン”な空間を作り出しています。…モダンな中にも、石畳には近代の京都で好まれた“真黒石”の様な石が(この東京では珍しく)敷き詰められ、『桂離宮』オマージュの菱形の石畳、そしてどんつきには重森三玲の『東福寺』オマージュの市松模様…と“日本庭園の歴史”も落とし込まれている!

枡野俊明さんはここから近いところでは永田町〜麹町の『ホテル ルポール麹町』に庭園作品があります。東京で“モダンな日本庭園”を鑑賞したい方はぜひ訪れてみて。

(2022年10月、2026年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

東京メトロ銀座線・半蔵門線/都営地下鉄大江戸線 青山一丁目駅より徒歩6分

〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目3-38 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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