誉田屋源兵衛

Kondaya Genbei's Garden, Kyoto

江戸時代から創業約280年を誇る京都の老舗“帯匠”の社屋は大正時代の京町家。KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭と共に庭園も。

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

“帯匠”誉田屋源兵衛について

“帯匠”誉田屋源兵衛(こんだやげんべえ)は京都の老舗の多くが軒を連ねる南北の通り・室町通に店舗を構える、江戸時代中期の創業から約280年を数える帯(西陣帯)の製造販売(卸)の老舗。
現当主・10代目山口源兵衛さんはユナイテッドアローズやファッションデザイナー・コシノヒロコさん、建築家・隈研吾さん、avexともコラボレーションするなど伝統を守りながら革新的な取組もされています。

室町通に建つひときわ大きな京町家。この大正時代(1919年)に建立された町家は例年『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』の展示会場となっています。2021年には“竹院の間”と黒蔵が、そして2022年には“奥座敷”と黒蔵がその会場となりました。

2021年の展示《MIROIRS – Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか》(presented by CHANEL NEXUS HALL)はシャネルからインスピレーションを受けて書き下ろされた漫画作品を主軸とした展覧会。展示会場だった“竹林の間”に伽藍石・手水鉢・モミジの木が配された坪庭があります。二つの渡り廊下の間に小さな石庭があるのにも注目!

2022年の《イサベル・ムニョス×田中泯×山口源兵衛 BORN-ACT-EXIST》ではスペイン人の写真家:イサベル・ムニョスが2017年にも自らの作品展示の場となった“誉田屋源兵衛”で写真・映像作品を展示。被写体となったのは山口源兵衛さんとダンサーの田中泯さん。黒蔵では変わったミクストメディアでの作品、そして誉田屋源兵衛の帯を用いた作品の展示も。

奥座敷の東西にそれぞれ苔むした美しい京町家の庭があります。『KYOTOGRAPHIE 2022』は5月8日まで。期間中、京都に来る予定の人はチェックしてみて。

(2015年5月、2021年9月、2022年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京都市営地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅より徒歩3分
阪急京都線 烏丸駅より徒歩7分
最寄りバス停は「烏丸三条」バス停 徒歩3分

〒604-8165 京都府京都市中京区烏帽子屋町489 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は1,900以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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