かつて三菱自動車の保養所だった温泉宿に、京都の庭師が作庭した苔の美しい日本庭園。
四季倶楽部 飛騨高山荘 日本庭園について
「四季倶楽部 飛騨高山荘」(しきくらぶ ひだたかやまそう)は“飛騨の小京都”重要伝統的建造物群保存地区・高山の町並みの南西部に位置する温泉宿。京都の庭師によって作庭された日本庭園があります。
2021年6月に約7年ぶりに飛騨高山へ。その時に宿泊した宿。この“四季倶楽部”は京都の『四季倶楽部 京都加茂川荘』の庭園も紹介しています。
その中でも書いているんだけど、企業の保養所を利活用することで、広い宿でも低価格を実現している四季倶楽部。運営する四季リゾーツは三菱地所のグループ会社で、この飛騨高山荘も元は三菱自動車の保養所だったそう。
目的はもちろん庭園。裏山の斜面を活かし、苔むした姿が侘び寂びを感じられる池泉回遊式庭園。
“京都の庭師により作庭された”と公式の案内にはあり、お聞きしたら「京都加茂川荘も行かれたことがあるんですね。作ったのは同じ庭師さんと聞いている」とおっしゃられていたので、だとすると京都の老舗・植音の作庭ということになる(※但し植音の実績には岐阜の案件が無い)。赤い一枚岩の石橋が特に目を引きますが、庭石や灯篭も京都から運ばれてきたものが多いそう。
こんな庭園が見られる温泉宿、さぞかし高いのでしょう…と思われるかもしれないけど、自動化されたダイナミックプライシングでタイミングが良ければめちゃ安く泊まれます。高山は他にも気になる良い宿がたくさんあるけど、贅沢気分を味わいたい若者にオススメ!
(2021年6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)