那谷寺庭園“琉美園”、奇岩遊仙境Nata-dera Temple Garden "Ryubien", Komatsu, Ishikawa

小堀遠州指導の元作庭された庫裏庭園と、池泉回遊式庭園“琉美園”。松尾芭蕉が奥の細道で詠った“奇岩遊仙境”も。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

那谷寺庭園「琉美園」・奇岩遊仙境について

「那谷寺」(なたでら)は奈良時代に創建され、近年開創から1300年を迎えた白山信仰の寺院。境内の複数の建造物が国の重要文化財となっているほか、松尾芭蕉が立ち寄り詠った奇石「奇岩遊仙境」が「」として国指定名勝、そして特別拝観エリアの「那谷寺庫裏庭園」も国の名勝に指定されています。2019年春、5年ぶりに訪れました!

ここでまず訂正というか庭園の説明。入山後にある特別拝観エリアには国指定名勝の「那谷寺庫裏庭園」「琉美園」という庭園があります。
今回の訪問では特別拝観の受付時間に間に合わず(庭園の入場も閉門の30分前までかと思っていたらもう少し早くてですね…)、4〜6枚目の庭園の写真だけ前回のもの…なのですが。今の今まで完全に「那谷寺庫裏庭園」=「琉美園」だと思い込んでた…この2つは別物だと今パンフレットを見直していて気づいた。これまで掲載していた池泉回遊式庭園の写真は「琉美園」のものだけ。

「琉美園」とは別に、苔の中に飛び石と三尊石が配された庭園がありそれが「那谷寺庫裏庭園」ということみたい…過去の写真も見直したけど完全にスルーしてる…琉美園と比べるとわかりづらかったのかもしれないけど。庫裏庭園は小堀遠州の指導によって別部卜斉によって作庭されたものとされます。
そして同じく特別拝観エリアにある那谷寺書院及び庫裏は加賀藩2代目藩主・前田利常の命で建立されたもので、国指定重要文化財。
※ここで小堀遠州の名が登場するということは、那谷寺の近隣・加賀市の『江沼神社長流亭』が小堀遠州にゆかりあるというのも根拠無いわけじゃないんだな…。

初めて訪れた時は庭園目的で訪れたので(なのに名勝庭園スルーしてたのか…)、奇石「奇岩遊仙境」のことは知りませんでした。このギョロっとした目のような不気味な岩壁も景勝地として印象的な場所であり再訪した価値ある場所だとは思う。この岩にちなんで松尾芭蕉が詠ったという“石山の石より白し秋の風”の句碑も境内に残ります。

またその岩壁に沿って造られた本殿「大悲閣」は桃山時代から残る建造物で、岩壁をくり抜いた洞窟を参拝する「いわや胎内くぐり」もこの寺院の一つの見所。また高台にある三重塔、そして護摩堂や鐘楼も江戸時代初期から残る建造物で国指定重要文化財になっています。

また、苔の美しい参道は早春には落椿も美しいのだとか(少し見頃には遅かった)。次回改めて国名勝庭園へ訪れたい…!

(2014年5月、2019年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR北陸本線 粟津駅より約5km(駅前にレンタサイクルあり)
JR小松駅、粟津駅、加賀温泉駅より路線バス「那谷寺」バス停下車

〒923-0336 石川県小松市那谷町ユ122 MAP