ビヨンセのMVでも話題のNY発のブランド“ル ラボ”。日本初のカフェ併設の旗艦店は築140年超の京町家に。建築はスキーマ建築計画/お庭は“庭計”藤本計司作庭。
LE LABO KYOTO MACHIYAについて
「LE LABO KYOTO MACHIYA」(ル・ラボ 京都町家/る・らぼ きょうとまちや)はアメリカ・ニューヨーク発のフレグランス・ブランド「LE LABO」(ル ラボ)が2024年にオープンした京都のフラッグシップ・ショップ。築140年超の京町家の改修を建築家・長坂常さん率いるスキーマ建築計画、坪庭の作庭は「庭計」藤本計司さんが担当しています。
京都市の中心繁華街・四条河原町の交差点から程近く、夜には京都一の歓楽街へと様変わりする「木屋町」。傍には高瀬川が流れる通りにたたずんでいた明治時代の京町家が、2024年3月に世界的ブランドの店舗へと生まれ変わりました。
2006年にNYで設立され、現在ではヨーロッパからアジア・オセアニア圏まで世界各地に出店しているLE LABO。2016年にはBeyonceの“Sandcastles”のMVにキャンドルが登場したことでも話題に。
日本でも東京を中心に出店、京都にも『新風館』に店舗を構えていましたが、「日本初のカフェ※を併設する店舗」となったのが今回の店舗。※「LE LABO CAFE KYOTO MACHIYA」(ル ラボ カフェ 京都町家)
元は1879年(明治12年)に酒屋の商家として営まれていたこの京町家。改修に際しては京町家の伝統的なエッセンスを尊重し、ル ラボの従来のコンクリート造の店舗とは異なる空間作りが進められたそう。梁や土壁など元の要素を活かしながら、インテリアには和洋のヴィンテージ/アンティーク家具がセレクトされています。通り庭に残るレトロなタイルのタンクも酒屋時代から残るもので、現在もハンドソープやボディソープを試す場として再利用されています。
ショップと蔵を活用したカフェの間にある坪庭も今回のオープンに際して新たに生まれ変わったもの。作庭は「庭計」藤本計司さん(以前、神戸の『淡河宿本陣』で紹介をした若手庭師。)。苔のめぐらされたお庭は雨の日に訪れても美しい!すでに国内外の方が来店されている店舗ながら、お庭に結界がないことがこの町家の“プライベート感”にも繋がっている――
今後はルラボの店舗ならではの、その場で手作業で調合しオリジナルのフレグランスを完成させる「フレッシュ ブレンディング」も展開予定。京町家ならではの雰囲気とともに体感してみて。
(2024年6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
阪急京都線 京都河原町駅より徒歩3分
京阪本線 祇園四条駅より徒歩4分
京都市営地下鉄烏丸線 四条駅より徒歩15分
最寄りバス停は「四条河原町」バス停 徒歩2分
〒604-8016 京都府京都市中京区木屋町通四条上ル下樵木町2丁目206 MAP