
“京都のツツジの名所”は国宝「琵琶湖疏水」と共に建設された京都初の浄水場。明治時代に造園された約6,000本のツツジ群と国近代化産業遺産に選定の近代建築。
蹴上浄水場のつつじについて
【例年GW前半のツツジの見頃に特別公開】
「蹴上浄水場」(けあげじょうすいじょう)は京都市東山区にある浄水場。斜面いっぱいにツツジが植栽された“京都のつつじの名所”として知られ、例年ゴールデンウィーク頃(4月下旬)に特別公開されます。敷地内の建築「第1高区配水池」は国近代化産業遺産にも選定。建設に関わったのは近代京都の建築家・増田友也。
2025年に久々に訪れた際の写真を更新して改めて紹介。
その歴史について。琵琶湖から京都市内へ水道を引いた国家レベルでのビッグプロジェクト「琵琶湖疏水」。その土木建築遺産は近年国宝にも指定されました。
それに関連して1921年(明治12年)に建設されたのがこの蹴上浄水場で、この浄水場が京都で最初の浄水場でした。
で、このツツジ群の歴史もその時期まで遡ります。旧東海道沿いの斜面(華山)中腹を切り開かれて整備されたこの浄水場、大雨などによる斜面の土砂崩れの対策として、《広く根を張るツツジ・サツキ》が多く植栽されたのだそう。現在ではその数はツツジ:4,900株、サツキ:1,200株で約6,000超!道路や歩道からもその様子をのぞめますが、例年GWの特別公開には数多くの方が訪れます。そんな一般公開も実は大正時代から行われていて100年以上の歴史があるのだとか。
道路から見られるエリアのツツジ群のみならず、斜面を登るとエリアごとにツツジの刈り込まれたが彩られた斜面や、山の水を活かした?池泉式庭園の姿も。与謝野晶子の歌碑や眺望を楽しみながら浄水場の頂上部まで行くと煉瓦造りの近代建築『第1高区配水池』もあります。
ツツジの花々や風景以外にも、特別公開日はさまざまなイベントも開催。「京都の桜」よりカラフルな「京都のツツジ」、ぜひ立ち寄ってみて。
(2016年5月、2025年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
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