常磐館庭園

Tokiwakan Garden, Kama, Fukuoka

福岡/筑豊で明治時代に創業の老舗旅館の近代和風建築とツツジの名所庭園。4月のツツジが見頃の季節には庭園が特別公開!

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割烹旅館 常磐館 庭園について

【要予約/ツツジの季節に庭園が特別公開】
「常磐館」(ときわかん)は福岡県嘉麻市で明治時代に創業した老舗料理旅館。当時建てられた近代和風建築の前には、地域でツツジの名所として知られる日本庭園が広がります。

何名の方からオススメいただいていた福岡の『常磐館』、2025年春に初めて訪れました。旅館としての宿泊営業は2025年現在休業していますが、予約制にてお食事の営業と、ツツジの花が見頃の季節(おおよそ4月中旬~下旬)には庭園が特別開放されます。特にツツジの季節はお食事の予約は地元の方々ですぐ埋まるという、まさに「ローカル名庭園」。

JR桂川駅またはJR飯塚駅より路線バスで4~50分。ちなみに桂川駅の駅近には“国宝”クラスの史跡(特別史跡)『王塚古墳』もあります。“全面的に壁画の描かれた”石室が全国的に見ても貴重な古墳。

その歴史について。「旅館 常盤館」の創業は1903年(明治36年)、ちなみにそれ以前は雑貨屋を営んでいたそう。この時代は筑豊地方が炭鉱の絶頂期、この近隣でも三菱系の上山田炭鉱や日炭山田といった炭鉱が稼働しており、それらの炭鉱を訪れた賓客――が尋ねたかどうかの記録ははっきりとしない様ですが、しつらえとしては賓客を迎える為の格式を感じさせる近代和風建築。
更に、鉱夫を含めたこの地域の方々の娯楽として1920年~1960年代までは『嘉穂劇場』と連携した『常磐座』という劇場も運営されていたそう。まさに地域の文化の中心だった常磐館。

建築の前には池泉回遊式の日本庭園が広がります。その見所は色とりどりのツツジで、40種類150〜200本というツツジの花が例年4月になると見頃を迎えます。当初からこの形かは不明ですが、建築と同時期に作庭された庭園(とのこと)で、昭和時代にはすでに地域では「つつじの名所」として知られていたそう。
花々にも癒されますが、その目線の高い建物との一体感や周囲の山々を借景としている点も魅力的…。ちなみに、借景となっている西側の山は、豊臣秀吉が九州征伐の際に築いた『益富の一夜城』の跡。

福岡近辺の方も、九州旅行をされる方も足を伸ばしてどうぞ癒されに訪れて。

(2025年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR福北ゆたか線 桂川駅より路線バス「住民ホール」バス停下車 徒歩2分
JR福北ゆたか線 新飯塚駅より路線バス「山田本町通り」バス停下車 徒歩1分

〒821-0012 福岡県嘉麻市上山田1447-3 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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