明治時代に造られた屋敷に残る、島原の湧水による池泉鑑賞式庭園。千種類以上の招き猫コレクションも!
しまばら水屋敷庭園について
「しまばら水屋敷」(しまばらみずやしき)は島原市中心部のアーケード商店街「万町商店街」にあるカフェ・喫茶店。湧水による池泉庭園を眺めながら喫茶・食事を楽しむことができます。「鯉の泳ぐまち」や島原の代表的な庭園「四明荘庭園」までは徒歩3〜4分ぐらいの距離。
主屋は島原の豪商「中山家」の邸宅として明治時代に建てられたもので、アーチっぽい窓枠など和洋折衷を取り入れた近代和風建築。その座敷の前の池泉鑑賞式庭園は湧水池を活かしたもので、現在は植栽が伸びていて石の姿が見えづらいですが公式サイトの古写真では石灯籠なども見られます。
また主屋の2階には1,000種類以上(!)の招き猫が見られる「島原招き猫屋敷」も。こちらも一応入口の写真のみ…。
島原城の城下町である島原の町は「島原湧水群」が日本の名水100選に選ばれる湧水の町で、この「しまばら水屋敷」の湧水池も毎日4000トンもの水が湧いており、ここを水源に商店街の水路へ流れていっているのだとか。
国名勝登録されている「四明荘」以外にも、このように「湧水を活かした庭園」を造るカルチャーがこの地にあったというのは非常に興味深い!そしてこちらも雲仙岳が借景となっているのも良い!
(2018年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)