
長尾欽弥の別荘に七代目小川治兵衛と岩城亘太郎が作庭を手がけた、鎌倉山からの相模湾の眺望が絶景の庭園。
扇湖山荘について
【通常非公開】
「扇湖山荘」(せんこさんそう)は鎌倉山の頂上付近に造られた昭和初期の山荘。製薬会社で財を成した長尾欽弥・よね夫妻が暮らした別邸で、飛騨高山の古民家を移築・山荘を設計したのは明治~昭和初期に日光東照宮の修復や明治神宮の造営にも携わった建築家・大江新太郎。
庭園の作庭は七代目小川治兵衛(植治)と岩城亘太郎で、ほぼ植治に勤めていた頃の岩城亘太郎が担当したとも。
主屋の前の斜面を利用して造られた庭園のほか、茶室「伏見邸」の前に造られた庭園(今回、時間の都合で見学できず…)と、それらを繋ぐ斜面に作られた散策路があります。
有名庭師の手掛けた庭園も勿論素晴らしいのですが、古民家+洋館のようなアーチ状の窓…という主屋、そして主屋からの相模湾の眺め!どれを取っても素晴らしい。
長尾家の所有から離れた後、旅館として運営されたりと複数の所有者を挟み(全盛期はもっと広かったそう)、近年鎌倉市の所有に。年2度ほど(春・秋)に特別公開されるようになりました。特別公開の情報は鎌倉市のサイトや「かまくら観光」をチェック!
※追記。2020年春の公開は新型コロナウイルスの影響で中止になっています。(⇒鎌倉市観光案内公式サイト)。例年4月第一週のイメージがあるけど2020年は3月末の週に予定されていました。
(2018年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス / Access
JR鎌倉駅より路線バス「若松」バス停下車 徒歩約10分
鎌倉駅より約4km(駅周辺にレンタサイクル店あり。相場が高めだけど)
最寄り駅は江ノ電 稲村ヶ崎駅・七里ヶ浜駅で約2km。
〒248-0031 神奈川県鎌倉市鎌倉山1丁目21-1 MAP