としまえんに隣接する池泉回遊式庭園と茶室。和モダンな主屋を持つ、練馬区唯一の和風区立施設。
練馬区立向山庭園について
「向山庭園」(こうやまていえん)は「としまえん」に隣接する練馬区立の公園。元々の土地の高低差を活かした池泉回遊式の日本庭園とその中心にある茶室を中心とした、練馬区唯一の和風の区立施設。
開園は昭和後期ですが、建物・庭園ともに近年(2010年代)にバリアフリーへの対応など全面改修が行われ、高台部分にある主屋(こちらにも茶室利用が可能な和室があります)も新しい和モダン建築といった趣き。建築を手掛けているのは、内藤廣。
今回訪れた4月初旬には高台にある桜(ソメイヨシノ)の花びらが園路を埋めて桜の絨毯を作っていて美しかったけど、改修前の姿も見てみたかったな…。主屋が21時30分という遅い時間まで利用可能なことから、春には桜のライトアップも開催されています。
またこの土地は昭和初期には大正〜昭和期に司法大臣・鉄道大臣を歴任した政治家・江木翼の邸宅があった場所。更に昔(〜戦国時代)には、としまえんからこの庭園までの一帯は当時この地を治めていた豊島氏の居城「練馬城」があった場所と言われます。ちなみに近隣には温浴施設「庭の湯」も!
(2019年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)