建仁寺の塔頭寺院に残る、東山の借景が美しい池泉鑑賞式庭園。通常非公開。
建仁寺久昌院庭園について
【普段は非公開】
「久昌院」(きゅうしょういん)は京都五山・建仁寺の塔頭寺院の一つ。通常非公開ですが、2018年秋の「京都非公開文化財特別公開」での公開で拝観いたしました。(「京の●の旅」シリーズでも時々公開されるようです)
織田信長や徳川家康の家臣であった美濃加納城主・奥平氏の菩提寺として、江戸時代初期に創建。長篠の戦いで活躍した武将らしいのですが、奥遠州〜新城付近に奥平という地名やなんかが多いのはそこから来ているのかな…。なお境内にある鐘楼などが江戸時代初期の建築。
方丈前にある江戸時代中期の作庭とされる池泉鑑賞式庭園は建仁寺の境内の方を向いており、その先に眺められる東山の借景が美しい。…写真だと東山がギリ写ってるか写ってないかって感じなのですが(笑)、目視ではちゃんと東山も眺められました。
その他、公開時には書院内にある茶席「遠州別好ノ席」や江戸期の襖絵、その前の茶庭の見学もできましたが、撮影可能だったのは方丈庭園のみ。
(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)