東日本で唯一残る、江戸期の城郭の本丸御殿から眺める枯山水庭園。日本100名城。
川越城本丸御殿庭園について
「川越城」(かわごえじょう)は日本100名城にも選定されているかつての川越藩の居城。現在残る「川越城本丸御殿」は江戸時代末期に完成したもので埼玉県指定有形文化財、また「川越城跡」も埼玉県指定史跡になっています。
川越城の歴史は戦国時代に始まり、太田資清・太田道灌らにより築城。その後は北条氏政などの北条家や、江戸時代には大老を務めた酒井忠勝、『六義園』の作庭者でも知られる柳沢吉保など錚々たる人が歴代城主に名を連ねます。江戸城から近いことから有力な大名が置かれ「小江戸」と呼ばれるように。
「本丸御殿」は明治時代に廃城になって以降は庁舎や校舎、武道場などとして残り、昭和年代に観光施設として公開を開始。現在では「高知城」と並び数少ない本丸御殿の遺構と言われます。
複数の枯山水庭園があり、大広間の南側の庭園や、昭和年代に移築復元された「家老詰所」との中庭とその詰所から眺められる庭園が。いずれも作庭年代は不明ですが、おそらく現代に造られたものかと思われます。サツキ・ツツジの刈込の多い庭園なのでまた晩春に訪れてみたい。
(2016年9月、2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
西武新宿線 本川越駅より徒歩約20分
東武東上線 川越市駅より徒歩25分、JR川越線 川越駅より徒歩30分
〒350-0053 埼玉県川越市郭町2丁目13-1 MAP