聖徳太子が開き、1400年前に建てられた五重塔など数多くの国宝が残る、世界最古の木造建築群は世界文化遺産。
法隆寺の世界最古の木造建築群
「法隆寺」(ほうりゅうじ)は飛鳥時代に聖徳太子と推古天皇により創建されたと伝わる寺院。世界最古の木造建築群として世界遺産“法隆寺地域の仏教建造物”に構成されます。
2020年夏、実はまだ行ったことなかった世界文化遺産・法隆寺を初めて訪れました。目的はどちらかというと隣接する“旧斑鳩御所”『中宮寺』だったのですが、当然法隆寺も拝観!
飛鳥時代の都・斑鳩宮。その中心に建立された法隆寺は飛鳥時代〜約20の国宝建築を中心に、美術品を含むと国宝の数だけでも約40件。国指定重要文化財も含めると3,000点!境内も広く拝観エリアは飛鳥時代の五重塔・金堂などを中心とした“西院伽藍”と、中宮寺に隣接する“東院伽藍”に分かれています。いずれにも国宝建造物が立ち並ぶ。
世界遺産であるゆえ看板には写真撮影禁止のマークが記されていますが、撮影禁止なのは建造物の内部。ここでは外観の写真のみ紹介。各建造物の説明は公式サイトが詳しいので、載せている建造物の一覧だけ。
【西院伽藍】
・中門(飛鳥時代):1〜3枚目
・五重塔(飛鳥時代):1〜7枚目
・金堂(飛鳥時代):3・7枚目
・回廊(飛鳥時代):7枚目
・南大門(室町時代):2枚目
・大講堂(平安時代):4枚目
・綱封蔵(平安時代):9枚目
・東大門(奈良時代):10枚目奥
【東院伽藍】
・夢殿(奈良時代):11枚目
・絵殿・舎利殿(鎌倉時代):12枚目
絵殿・舎利殿は国指定重要文化財、それ以外はすべて国宝。拝観もいつも以上に気を遣わなければという緊張感がありますね。また大宝蔵院では、国宝や国重文、時代で言っても飛鳥時代以前の文化財を含めた品々を鑑賞することができます。
それにしても法隆寺は京都と比べても本当に観光客が居なかった…駅前のレンタサイクルも休止中。その分静かにじっくり見れたといえばそうだけれど、来場者(…西院伽藍に居た時は自分以外の姿が見当たらなかった…)より多い係員さんもさすがに少し退屈そうだった…。
今の機会に、今まで以上にじっくりと世界遺産建築を。
(2020年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)