本町カフェ(旧子安家住宅)

Honmachi Cafe Garden, Kameoka, Kyoto

ももいろクローバーZ・玉井詩織/高城れにさんも訪れた町家カフェ。明智光秀が築城した丹波亀山城の城下町で江戸時代から残る町家、2025年に国登録有形文化財に。

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本町カフェ(旧子安家住宅)について

「旧子安家住宅」(きゅうこやすけじゅうたく)はかつて戦国武将・明智光秀が築城した『亀山城』の城下町&旧山陰街道沿いに残る江戸時代に建築の京町家。2025年に国登録有形文化財に答申。現在は京都府亀岡市の観光協会による観光案内所&町家カフェ『本町カフェ』として運営されています。2024年には『ももクロ春の一大事2024in亀岡市』を前にももいろクローバーZ玉井詩織さん・高城れにさんも来訪。

2025年は好調の京都サンガFC。サンガスタジアム by KYOCERA(京都府立京都スタジアム)を訪れる方で、亀岡をもう少し散策してみたい…という方もいらっしゃるはず。駅近では『がんこ京都亀岡楽々荘』を以前紹介しましたが、更に…という方にオススメしたい町家カフェ!

戦国時代、明智光秀が築城し丹波平定(丹波攻略)の拠点とした『丹波亀山城』。江戸時代にも丹波亀山藩は(当初の藩主・前田家以外は)代々譜代大名によって治められ、また旧山陰道の宿場町・亀山宿としても発展。城郭の南側(駅から徒歩15分程)にはその面影を残す古い町並みが見られます。

そんな古い町並みに残る江戸時代末期に建築の京町家の一つが「旧子安家住宅/本町カフェ」。築150年とも言われるこの町家、表は出格子と虫籠窓でいわゆるうなぎの寝床の縦長の町家なのですが――特別なのがその精巧な欄間!「近江八景」が描かれたこの欄間は丹波亀山城が明治時代に廃城となった折に譲り受けたものと伝わるそう。この欄間の傍らの、金粉まぶされた襖絵も同じく亀山城にあったものなのだとか。

お座敷の奥にはお庭も。サイズもこじんまりしたお庭ではありますが、配されている庭石が京都市内の京町家とはまた異なるのが地域性を感じる。

このお庭や、もしくは背後の明智かめまるくんを眺めながらお食事やカフェを楽しめます。ランチは「亀岡野菜たっぷりのヨーグルトチキンカレー」の1メニューのみですが、これが割と本格的なスパイシーなカレーで…!オススメです。甘いもの好きな方にはシフォンケーキの種類が色々あります。
また、この町家は『城下町歴史街並み案内所』を兼ねているので、ボランティアガイドの方が亀山城下の事を色々話してくださいます。“静かな京都”亀岡城下町を散策する方はぜひこの町家にも立ち寄ってみて。

(2025年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR嵯峨野線 亀岡駅より徒歩15分
JR亀岡駅より路線バス「グランド前」バス停 徒歩8分/コミュニティバス「本町西」バス停 徒歩1分

〒621-0869 京都府亀岡市本町51-51 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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