幕末には西郷隆盛も頻繁に訪れた薩摩藩・島津家ゆかりの寺院…昭和年代に庭園研究家・森蘊が修復した鎌倉時代の古庭園。京都市指定名勝。【通常非公開】
東福寺 即宗院庭園について
【通常非公開/秋の紅葉の時期に特別拝観】
「即宗院」(そくしゅういん)は京都を代表する寺院の一つ『東福寺』の塔頭寺院。鎌倉時代に作庭され、昭和の庭園研究の大家・森蘊により修復された庭園が残ります。京都市指定名勝。
通常非公開ですが、秋の紅葉の時期に特別拝観があります。2018年に『京の冬の旅』で特別公開された際に初めて拝観!
国宝『龍吟庵』の隣に位置する即宗院。南北朝時代に薩摩国の大大名・島津氏によって創建され、それ以後薩摩藩の京都における菩提寺に。
薩摩藩ゆかりのお寺ということで、幕末には西郷隆盛と尊王攘夷派の僧・月照(西郷隆盛と入水自殺をはかったことで有名)が会合を重ねていたという茶室の碑が残ります。
お堂の前に広がる庭園は元は鎌倉〜室町期に造られたとされる池泉式庭園。明治時代以降は荒廃していたものの、1970年代に庭園研究家・森蘊さんにより現在の姿に復元整備されました。
(2018年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)