世界遺産『銀閣寺』と紅葉の名所『永観堂』を結ぶ、京都の代表的観光名所の散歩道/ランドスケープ。桜散る時期の“花筏”も絶景!
哲学の道について
「哲学の道」(てつがくのみち)は京都の世界遺産『銀閣寺』と紅葉の名所『永観堂』付近までを結ぶ緑道。京都の観光名所/桜の名所の一つとしても知られ、日々多くの方が散歩したりと行き交います。日本の道100選に選定。
春を中心に色んなシーズンに散歩していましたが、雪の日の写真を撮ったついでに一つの名勝地/ランドスケープとして紹介!
哲学の道付近には平安時代(永観堂)、鎌倉時代(法然院や安楽寺)、室町時代(銀閣寺)…といった歴史ある寺院が多くありますが、哲学の道自体は(それらと比べると)比較的新しく、1890年(明治23年)に完成した日本遺産“琵琶湖疏水”の分線の水路に沿った小道として整備されました。
近代以降は画家・橋本関雪の『白沙村荘』や実業家・藤井彦四郎の『和中庵』をはじめ多くの著名人・文化人、京都大学(京都帝国大学)の先生・教授が自邸をかまえ、散歩道となり、昭和の保存運動の際に京都大学教授/哲学者・西田幾太郎が毎朝散歩し思案を巡らしたことに由来し“哲学の道”と呼ばれるようになり現在に至ります。
元は他にも「文人の道」「散策の道」「思索の道」「哲学の小径」「哲学者道」などと呼ばれていたとか。
道沿いに多く植っている桜のうち最も古いものは画家・橋本関雪により大正時代に寄贈されたもので“関雪桜”と呼ばれます。桜の花びらが散りはじめる4月1週目の終わり頃には『白沙村荘・橋本関雪記念館』の前に“花筏”(はないかだ)ができます。これがまた絶景!
(直近では2023年1月の写真。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
京都市営地下鉄東西線 蹴上駅より徒歩15分強(南の端まで)
付近のバス停は「銀閣寺道」「銀閣寺前」「法然院町」「真如堂前」など
〒606-8447 京都府京都市左京区鹿ケ谷桜谷町 MAP