雪の銀閣寺(慈照寺)庭園Ginkakuji (Jishoji) Temple Garden (Snow), Kyoto

銀世界の京都の世界遺産。室町幕府8代将軍・足利義政が造営した楼閣建築と善阿弥・相阿弥作庭の“庭の国宝”特別名勝の庭園。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

慈照寺(銀閣寺)庭園について

銀閣寺(ぎんかくじ)として知られる「慈照寺」(じしょうじ)は室町幕府8代目将軍・足利義政によって建立された寺院。『金閣寺』と並んで京都を代表する建造物であり、世界文化遺産「古都京都の文化財」に構成。
その庭園は“庭の国宝”特別名勝に指定されており、善阿弥や滋賀の国指定名勝『円満院庭園』や京都『青蓮院庭園』を作庭した相阿弥が作庭に携わったと伝わります。

これまでも何度か訪れていますが、ここでは2020年の年の瀬に京都に積雪した時の写真を紹介。

>> 新緑の銀閣寺庭園はこちら

以降は歴史を紹介します。そのルーツは室町時代の1482年(文明14年)に足利義政により造営された山荘“東山殿”。現代に“銀閣”と伝わる二階建ての楼閣は数年後の1489年に完成しました。
寺院として“慈照寺”を名乗ったのは義政の死後。室町時代の末期には15代目将軍・足利義昭三好長慶による戦いが銀閣の周辺で行われ、今日国宝となっている“観音殿”と“東求堂”を残し焼失。更に織田信長が二条城を築く際に慈照寺庭園にあった名石・九山八海石を引き抜き持っていくなど荒廃した時代も…。

江戸時代に宮城豊盛が普請奉行を務めた再建事業により復興。金閣に対して“銀閣”と呼ばれるようになったのはその時代で、はじめから“銀閣”と呼ばれたわけではなかったそう。

■銀閣寺垣~観音殿(銀閣)/1・3枚目
受付を済ませるとさっそく国宝の銀閣“観音殿”。“金閣”は昭和年代に一度焼失しているため、この観音殿が唯一現存する室町時代の楼閣建築。金閣や西本願寺の「飛雲閣」とで“京の三閣”とも称されます。

■銀沙灘・向月台/4~5枚目
砂紋「銀沙灘」と白砂を円錐台状にした「向月台」は江戸時代初期に作られたもの。多くの庭園へ足を運んでいるけど、最も大きな白砂の円錐台はこの「向月台」な気がする。この直線的な表現は比較的現代的に感じる。

■東求堂(国宝)/7~9枚目
この東求堂は観音殿と共に創建当時から現存する建造物で国宝となっています。東求堂の回廊から眺められるように“錦鏡池”を中心とした池泉回遊式庭園が広がります。

■お茶の井庭園~高台からの眺め/10~13枚目
順路に沿って高台へ登ると、かつて足利義政公の茶席のあった漱蘚亭跡と、義政公がお茶の水を汲むために疲れた「お茶の井」の庭園跡に辿り着きます。
斜面に沿うように組まれている「お茶の井庭園」の石組は『西芳寺(苔寺)』の龍淵水石組を模倣し作られたとされており、昭和6年に作庭家・田中泰阿弥により発掘されました。

■観音殿(銀閣)/14~17枚目
そして下段に戻ってもう一度銀閣を見る。

以上順路に沿った庭園の説明でした。最高級の日本庭園でも、人が多いとなかなか頻繁に足を運べないけど…、今がゆったりと見るチャンス。特に今は平日の拝観がオススメ!

(2013年1月、2019年3月、2020年2月、2020年4月・12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京阪電鉄鴨東線 出町柳駅より約2.5km(徒歩30分)
最寄りバス停は「銀閣寺前」バス停 徒歩5分

〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2 MAP