
京都の中心部・烏丸御池にたたずむ大型京町家を活用したギャラリー。平安京大極殿の礎石の残る中庭も。国登録有形文化財、“京都を彩る建物や庭園”選定。
嶋臺ギャラリーについて
「嶋臺ギャラリー」(しまだいぎゃらりー)は京都市中京区にある明治時代に建築の京町家を活用したギャラリー。建築4棟(絲店/酒店/書院/巽蔵)が国登録有形文化財&京都市民の選ぶ「京都を彩る建物や庭園」に選定。中庭も2024年に装い新たに改修されました。手がけたのは京都の庭師「gardener」今井海図さん。
何度も訪れているギャラリーですが、お庭が新しくなったので紹介!
京都市の中心部・烏丸御池の交差点すぐ近くにある間口の広い大型京町家「嶋臺」さん。京都の春の風物詩『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』をはじめ多くの企画展が開催されています。
その歴史について。江戸時代初期、1608年(慶長13年)に糸割符商として創業した嶋臺さん。江戸時代中期からは伊丹にも拠点を置き酒造業も営まれ、“五摂家”の近衛家が伊丹を領地とて近衛家の「御用酒」となった事から、他国酒禁制を取られていた京都で初めて伊丹のお酒が販売されたのだとか。「嶋臺」の名は当時のお酒の銘柄の一つ。
現在見られる京町家は1883年(明治16年)の建築で、幕末の兵火(蛤御門の変など)で焼失した後に再建されたもの。国登録有形文化財の登録名に「糸店」(屋号:北糸商店)「酒店」(屋号:丸岡屋)があるのは、それぞれ当時営んだ業態の名残。現在はそれぞれ「西館」(糸店/書院)「東館」(酒店/巽蔵)の名称でギャラリーとして活用されています。
現在も「大型京町家」の部類に入る嶋臺さんですが、昭和時代の戦後に往時からは半分程度に敷地が縮小。書院「古硯堂」はその際に現在の位置へと移されました。そんな書院と糸店の間にお庭(中庭)があります。
苔、砂利、緑色の中に映える暖色:甘夏?夏みかん?の実の残る主木が印象的なこのお庭。中央にある鎮守神の台石はなんと『平安京』の大極殿の礎石なのだとか。
2026年のKYOTOGRAPHIEではAnton Corbijn(アントン・コービン)『Presence』展が開催。音楽(洋楽)ファンならば、きっと名前を聞いたことがある人も多いであろう、元NMEの専属フォトグラファーで数多くの音楽アーティストの写真を撮影されていた方。ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスを描いた映画『コントロール』も話題となりました。今回ももちろんJoy Divisionの姿が…京町家のギャラリーに一同に介した世界的アーティストの姿はとても壮観…。今後も展示会に訪れたいギャラリーです!
(2026年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
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