「鯉の泳ぐまち」の国登録有形文化財建築に残る、湧水からなる池泉鑑賞式庭園。
しまばら湧水館(旧三村家住宅)について
「しまばら湧水館」(しまばらゆうすいかん)は島原市中心部の「鯉の泳ぐまち」にある国登録有形文化財「旧三村家住宅」を活用した観光施設で、島原の代表的な庭園「四明荘庭園」からは徒歩1分ぐらいの距離。無料開放されていて、島原の郷土料理「かんざらし」の調理体験(有料)もできるそうです。
「旧三村家住宅」は昭和前期に造られた近代和風建築で、意匠も気になる主屋のみならず煉瓦塀や石塀も国の登録有形文化財。
座敷の前にある池泉鑑賞式庭園はこじんまりしていますが、こちらも湧水群から水路を引いた庭園で、泳ぐ鯉の姿も見られます。「四明荘」以外にもこのように「湧水を活かした庭園」を造るカルチャーがこの地にあったというのは非常に興味深い!(そして道路側から見ると雲仙岳が借景となっているのも良い!)植栽はツツジが中心なので晩春が見頃だそう。
島原城の城下町である島原の町は「島原湧水群」が日本の名水100選に選ばれる湧水の町でもある。この旧三村家住宅の斜め向かいには2015年にオープンしたばかりの観光交流センター「清流亭」も。こちらにも湧水池を活かした回遊式の和風庭園があります。島原は歩いていて楽しい街!
(2018年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)