“ハイグレードでも低価格”四季リゾーツが運営する旅館の庭園は京都・植音による作庭。加茂川をのぞむ客室も。
四季倶楽部 京都加茂川荘について
「四季倶楽部 京都加茂川荘」(しきくらぶ きょうとかもがわそう)は北大路バスターミナルや京都府立植物園からもすぐの場所にある和風旅館。その庭園の作庭は京都の“庭司”植音が手掛けています(?)。
2019年夏の京都旅行で宿泊しました。元々は紹介するつもりじゃなかったんだけど、今年に入って京都の植音さんの作庭実績を拝見していたら“三菱重工加茂川荘”というのがあって…。
調べていたら、昨年泊まったここが元々三菱自動車の保養所だった/そして四季倶楽部・四季リゾーツというのも三菱地所グループというのがわかってきて、確信には至ってないけどたぶん四季倶楽部京都加茂川荘=三菱重工加茂川荘だろう、と思い至りました。
四季倶楽部 京都加茂川荘としてオープンしたのは2009年ですが、航空写真でさかのぼると昭和の中頃にはこの建物がこの地に登場していた様子。現代の数寄屋風の客室からは(部屋によっては)加茂川をのぞむ良ロケーション!
さぞかし良い値段するんでしょう…?と思われるかもしれないけど…もともと「低価格でハイグレード」がコンセプトらしく、昨年泊まった時は直前プランがゲストハウスのドミトリーの価格だったんですよね……破格。今となってはもっと高くてもまた泊まりたいと思える宿ですが、「京都は宿泊施設が増え過ぎて価格競争(価格破壊)が起きてるんだなぁ」と思うようになったのがこの頃。
庭園は2箇所あり、中庭の池泉鑑賞式庭園とロビーから出ることができる露地庭と2箇所。露地庭の方も貴船だか鞍馬の赤石がかっこよく、中庭も訪れた時は夏場で草が茂っていたけれど、公式サイトで見るとかっこいい三段の滝になっている。またお手入れがありそうなタイミングの後とかに訪れてみたい。
ちなみに京都には等持院近くに『白梅荘』という三菱重工の保養所もあります。こちらは現役の保養所なので見ることはかないませんが、いつか特別公開されないかな〜。
(2019年8月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)