
京都を代表する観光エリア“ねねの道”にたたずむ数寄屋風建築を活かした“サロン”。各種展示会での利用が可能な和室/茶室から眺める枯山水庭園。【通常非公開】
サロン ねねの道について
【通常非公開】
「サロン ねねの道」(さろん ねねのみち)は京都を代表する観光名所/エリアの一つ「ねねの道」沿いにある通常非公開のイベントスペース。京都の伝統的な和風邸宅が個展・グループ展・展示会・発表会の場などとして活用されています。
2023年春に開催されていた書道展の際に初めて訪れさせていただきました。
ねねの道の北寄り、背後に近代日本を代表する建築家・伊東忠太の手がけた近代建築「銅閣」をのぞむ一角。きっとその前を通りかかったことがある方は多いであろうこの邸宅。
その歴史をさかのぼると、現在見られるものは1960年(昭和35年)に大阪の鉄鋼業界で活躍した木村磊三の邸宅として建築。その後は日本料理店「高台寺茶寮」などとして営業していましたが、近年リノベーションされ、2019年からは人々が集い交流する「サロンねねの道」として1階の活用がスタート。サロンとしては前述の展示会の他にも、ミーティング/カンファレンス/会議/茶会などでの利用も。また、投資会社「EagleCapital株式会社」のオフィスとしても用いられているそうです。
茶室の露地のような延段で玄関へ。その主屋は1960年に建築された昭和の近代数寄屋風建築で、展示会などでメインの会場となる和室(主座敷)からは苔と白砂の枯山水庭園をのぞむことができます。中央には京都の銘石・貴船石の巨石が佇み、それに寄りそう枝垂れ桜が春にはきっと美しいはず…。左手には東山の頂上も。
雑誌『Casa BRUTUS』2023年春号「インドアグリーンの教科書」にも登場している庭師・京庭なる井 成井大甫さんに管理をお願いしているそうです。
そして庭園の一角に建つのが茶室“恵心庵”。その特徴は大きな円窓で、明るく開放的な茶室となっています。お茶会としての利用のみならず、この円窓から射す光は展示スペースとしても映えそう…!
京都の方はもちろん、京都の観光客の人通りの多い場所での展示スペース等を探している方にもオススメ。
(2023年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
京阪本線 祇園四条駅より徒歩12分
阪急京都線 京都河原町駅より徒歩14分
京都市営地下鉄東西線 東山駅より徒歩15分
最寄りバス停は「祇園」バス停 徒歩5分
〒605-0072 京都府京都市東山区鷲尾町512番地 MAP
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