大橋家住宅Ohashi-ke House Garden, Kurashiki, Okayama

大原家とともに江戸時代の倉敷を代表した豪商・大橋家。国指定重要文化財の邸宅の座敷から眺める庭園・坪庭。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

大橋家住宅について

「大橋家住宅」(おおはしけじゅうたく)は『大原美術館』の大原家と並び江戸時代の天領・倉敷を代表する豪商の旧邸宅。江戸時代中後期に建てられた主屋・表門・内蔵・米蔵の4棟が国指定重要文化財です。

2020年秋、2年半ぶりに倉敷を訪れました。この大橋家は「倉敷美観地区」として知られる国の重要伝統的建造物群保存地区“倉敷川畔伝統的建造物群保存地区”からはほんの少し外れた位置にあります。前を通ったことあったけど入ったことはなかったので今回初鑑賞。施設名に“旧”とつかない通り、現在も大橋家所有のハウスミュージアム。

元は豊臣氏に仕えた武家だった大橋家は大坂夏の陣の敗戦後に倉敷に移住。大原家と同じく江戸時代中期~後期にかけての新田開発で新興商人(新禄)として台頭。そして“アートの島”直島の塩田開発を進めたのもこの大橋家。

建物はいずれも寛政年代、1796年~1799年の間に建てられたもの。その後徐々に改変されていったそうですが、平成年代の保存修理工事によって1851年(嘉永4年)時点の姿に復元されました。
屋敷が江戸期の姿を留める一方で、時計とか椅子とか鏡とかの調度品はけっこう洋風のものがあって…おそらく明治~大正頃の近代のものが並べられているのがまたすごく良い。

庭園は大座敷から眺める枯山水庭園風の前庭と、書斎前と居間の前にそれぞれ坪庭が見られます。現在の邸宅は往時の半分ぐらいの規模になっていて、かつては主屋の奥に2つの茶室と池泉を伴った大きなお庭があった様子(現在は駐車場とカフェがある場所)。また戦前までは北へ100mあたりの場所に『竹泉亭』という別邸と庭園があったそう。現在残る坪庭も良い感じだけど、往時の庭園も見てみたかったな…と思いを馳せる。

なお建物自体は『大原本邸』との類似点が色々と見られるみたいで。大原本邸は離れ座敷の庭園は見られたけど、主屋の中は見られなかったので…もしかしたら似たような坪庭も残っているのかもしれないなあ。

(2020年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR山陽本線・伯備線 倉敷駅より徒歩9分
倉敷駅より路線バス「大原美術館前」バス停下車 徒歩2分

〒710-0055 岡山県倉敷市阿知3丁目21-31 MAP