仲本氏庭園・桃林寺

仲本氏庭園／桃林寺について

「仲本氏庭園」（なかもとしていえん）は石垣島／八重山で要職を務めていた高級士族・仲本氏（旧前垣殿内）の屋敷に日本本土で言う所の江戸時代後期に作庭された庭園。国の登録記念物（名勝地関係）に選定されている庭園で、国指定名勝の『石垣氏庭園』は約100m、『宮良殿内庭園』とは500m程の近い距離にあります。

その2つの庭園と同様に琉球石灰岩による石組が特徴的な枯山水庭園。作風も作庭時期も近いので、作者も同じ首里の庭師・城間親雲上（ぐすくまぺーちん）かもしれないけど不明。

訪れる前の情報がなくそもそも見学できるかが不明だったのですが、平成年代に主庭の一部を道路沿いに整備されたそうで、普通の道端にてその築山や石橋を間近で見ることができます。

また仲本氏庭園の向かいには八重山諸島で最古の寺院という『桃林寺』があります。江戸時代初期、薩摩藩の提言で創建されたという寺院で、権現堂は国指定重要文化財。仲本氏庭園と合わせ歴史的空間を形成しています。

（2018年6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。）