紅葉寺 慈徳院庭園Momijidera Jitokuin Temple, Yosano, Kyoto

“ちりめん街道”こと国の重要伝統的建造物群保存地区・与謝野町加悦の町並みの東に位置する、平成年代に新たに誕生した紅葉の名所庭園。

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紅葉寺・慈徳院について

「金鼇山 慈徳院」(じとくいん)は日本の和装文化を支えた絹織物“丹後ちりめん”の生産で栄えた与謝野町の“ちりめん街道”の東方に位置する臨済宗妙心寺派の禅寺。地元の紅葉の名所“丹後紅葉寺/丹後もみじ寺”の愛称でも知られます。

2022年5月に“海の京都”こと京都の丹後地方の庭園を巡りました。先に紹介した京都府指定名勝の文化財庭園『常栖寺庭園』『江西寺庭園』の中間に位置するのがこの寺院。

“ちりめん街道”の愛称で知られる国の重要伝統的建造物群保存地区・与謝野町加悦の町並みから東へ約2km。その大部分が2005年(平成17年)と近年に国指定史跡となった弥生時代〜古墳時代にかけての古墳群『日吉ヶ丘・明石墳墓群』に含まれる“大師山”の麓に建つ慈徳院。

このお寺が“紅葉寺”と呼ばれるようになったのも比較的近年のこと。現在のご住職が入寺されたのは2003年(平成15年)。
大師山の山裾には当時はヒノキが生い茂り、日当たりが悪く境内が鬱蒼として暗かったこと、また建築が老朽化しその改築/再建が必要だったことが重なり、そのヒノキを伐採し木材とすることに。

そのヒノキを伐採した結果、もともと多かった紅葉が前面に出るようになり“紅葉山”と呼ばれる地域の名所に。現在ではご住職や地域の「明石紅葉を育む会」により紅葉山の手入れや新たなモミジやドウダンツツジの植樹、そして秋の紅葉ライトアップ等が開催されています。
今回訪れたのは5月の青モミジの季節。新緑が輝く、秋の紅葉とはまた異なる魅力がある風景。山への園路を登ると足元にはモミジの実生がたくさん!

2013年(平成25年)には本堂が道路を挟んだお向かいに移築・再建(その前には禅寺らしい石庭が)。旧本堂から眺める紅葉山はより明るくなり、モミジが主役の“未完成庭園”を眺めることができます。

この紅葉山を登ると国指定史跡『日吉ヶ丘・明石墳墓群』に関するパネル等を見ることができます(文化財的にはそっちの方が重要なんだろう)。更に山を登り進めると中世の山城『明石城跡』へと至ります。この明石城跡も山城ファンには見るべきところがあるそうなので…トレッキングも兼ねてどうぞ!

(2022年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京都丹後鉄道宮豊線 与謝野駅より約5km
与謝野駅より路線バス「算所」バス停下車 徒歩20分弱
*旧加悦町庁舎にレンタサイクルあり

〒629-2411 京都府与謝郡与謝野町明石2250 MAP