ふりかけ資料館 楠苑

Kusunokien Garden(Furikake Museum), Kitahiroshima, Hiroshima

ふりかけの“ゆかり®”が有名な三島食品の資料館は、日本のグラフィックデザインの先駆者・河野鷹思が設計監修。枯山水庭園も。

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

三島食品・ふりかけ資料館 楠苑について

「楠苑」(くすのきえん)はふりかけの“ゆかり®”が有名な食品メーカー「三島食品」による「ふりかけ資料館」。三島食品の歴史を知るパネルや関係資料、全国ふりかけ協会加盟15社の商品やふりかけの歴史を学ぶ展示などを見ることができます。設計監修はグラフィックデザイナーとして有名な河野鷹思。敷地の一角には枯山水庭園も。

2つの国指定文化財の庭園『吉川元春館跡庭園』『旧万徳院庭園』を目的に訪れた北広島町。この「楠苑」は歴史的なスポットではないけれど、「ゆかり」は現代では武将よりも全国区かもしれない…?三島食品と言われてもピンと来なくても「ゆかり」のパッケージはきっと目にしたことがあるはず。

戦後すぐの1949年(昭和24年)に広島市内で創業した三島食品(三島商店)。赤しそのふりかけの大ヒットで国内屈指のふりかけメーカーに成長、それ以外にも調味料やレトルト食品の製造販売を営まれています。(その他レジャー施設の運営や海外法人も)

そんな三島食品の創業者・三島哲男の生家跡に三島食品の創業40年を機に1991年(平成3年)に開館したのが「楠苑」。
現・北広島町(山県郡八重町大字有田)の農家に生まれた三島哲男。父親が投資で失敗したことから小学校を卒業すると広島市内に丁稚奉公に。そこでの修行が後の三島食品の誕生につながりました。

館内では三島食品グループの歴史・商品紹介・三島哲男の書画の展示といった企業資料館の一面と、ふりかけそのものの歴史、国内の他のふりかけメーカーの商品(パッケージ)が一堂に会する「ふりかけ歴史館」的な一面も。

そして大きな石垣・なまこ壁・土蔵のような農家/商家建築+コンクリート造の八角堂からなるユニークな現代建築の設計監修は昭和〜平成のグラフィックデザイナー・河野鷹思さん。かつての三島商品のロゴや商品パッケージのデザインを手掛けていた縁からこの「楠苑」全体のコンセプト作りを担当・監修されました。

庭園としては芝生とサツキの刈込による中庭が主庭ですが、管理棟の一角には枯山水庭園も。施設名にもなっている主木のクスノキは玄関の前に!
またこの楠苑の前にはゆかりの原料の赤しその畑が一面に広がります。入館者にはお土産でふりかけも(ありがとうございます!)。北広島を旅行の際はぜひ立ち寄ってみて。

(2022年7月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

中国自動車道 千代田ICより約2km(徒歩25分)*道の駅にレンタサイクルあり
中国自動車道 千代田ICより路線バス「小南」バス停下車すぐ(本数少ない)

〒731-1533 広島県山県郡北広島町有田3436 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約8万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は1,800以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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