伊勢国司として勢力を誇った北畠氏の拠点の居館に管領・細川高国が作庭したと伝わる池泉回遊式庭園。国指定名勝。
北畠氏館跡庭園について
国指定名勝。「北畠氏館跡庭園」(きたばたけしやかたあとていえん)は南北朝時代〜室町時代に伊勢国司であり大名だった北畠氏の拠点だった館に造られた庭園。
管領・細川高国により造られたとされるこの池泉回遊式庭園は時代的にも貴重であり、「米字池」と言われる池がポイントで、こういう池の中央を割っている形の池泉庭園って珍しいなと思う(大きな大名庭園とかはともかくこの規模では)。
北畠氏は室町時代末期に織田信長に攻め落とされるまでこの地を拠点としており、現在の北畠神社には北畠顕家の像など他にも色々残る。ちなみに北畠氏のお城・霧山城はここから山を登ったところにある山城で、この一帯は国史跡にもなっています。
決してアクセスが良いとは言えない場所だけど本当に素晴らしい庭園だった!落ち葉から「ほんの少し前まで紅葉がきれいだったんだろうなあ〜」というのが見て取れるので、もう少し早く来れたらよかった…。
(2017年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR名松線 伊勢奥津駅より約5km(駅前施設に電動自転車の無料レンタルあり)
家城駅・伊勢竹原駅よりコミュニティバス「北畠神社前」バス停下車すぐ(1日4往復)