甘泉園公園Kansenen Garden, Shinjuku-ku, Tokyo

江戸時代は清水重好の興した清水徳川家、明治期の相馬子爵家の屋敷の庭園をルーツとする池泉回遊式庭園。

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甘泉園公園について

「甘泉園公園」(かんせんえんこうえん)は日本の歴史公園100選にも選ばれている新宿区の公園。新宿の区立公園としては唯一の回遊式日本庭園で、そのルーツは江戸時代・明治時代に遡ります。

江戸時代の中頃には徳川御三家・尾張徳川家の領地で、1774年に清水徳川家初代・徳川重好(清水重好)の下屋敷に。明治維新後まで清水家の邸宅でしたが、その後は旧岩城中村藩主・相馬家(相馬子爵家)の所有に。その後、早稲田大学や東京都の所有と変遷を経て現在は新宿区立公園となっています。(昭和44年に開園)

「甘泉園」という名の由来は、この庭園の湧水がお茶に適していた――という所から。現在隣接する水稲荷神社の敷地もかつては甘泉園の一部で、神社の境内に江戸時代後期に作られた甘泉園の名前の由来が刻まれた石碑が残されている――とのこと(未チェックでした…)。相馬子爵邸だった明治時代や、昭和の終わりに庭園の改修が行われているそうですが、「甘泉園」という庭園や池泉回遊式庭園の基礎は江戸時代から残るものということになる。

何度か訪れている感じでは近隣の『肥後細川庭園』(神田川を挟んですぐですが、向こうは文京区)と比べるとも少し地元の人の憩いの公園という雰囲気。都内の大名屋敷ルーツの公園でよく見られる台地の斜面を活かした回遊式庭園になっていて、冬には雪吊り、春にはツツジ、サツキ、そしてノムラモミジがきれいだった。2018年は『早稲田燈源郷(甘泉園ライトアップ2018)』というイベントも開催されていたようです。

なお同じく徳川家⇒相馬子爵家と所有が移った場所に残る新宿区立の公園というと、高田馬場駅から程近い『おとめ山公園』もそう。相馬家はここからおとめ山公園に移ったということかな。

(2014年2月、2016年4月、2019年6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

都電荒川線 面影橋駅より徒歩4分(都電早稲田からも同じ位)
地下鉄東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩13分、副都心線 西早稲田駅より徒歩15分
JR山手線・西武新宿線 高田馬場駅より徒歩17分

〒169-0051 東京都新宿区西早稲田3丁目5 MAP