出雲中央図書館庭園“福寿園”Izumo City Chuo Libraly's Garden, Izumo, Shimane

“世界建築ビエンナーレ”庭園部門の金賞にもノミネート。重森三玲の長男・重森完途作庭の枯山水庭園。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

出雲市中央図書館(出雲市立図書館)庭園について

「出雲市立出雲中央図書館」(いずもしりついずもちゅうおうとしょかん)は1947年(昭和22年)に開館した出雲市立図書館(市立出雲図書館)の市内6図書館の中心的施設。その庭園は昭和の代表的作庭家・重森三玲の長男で庭園研究家でもあった重森完途さんの作庭。

2020年秋の島根県庭園巡りで初めて訪れました。1959年に『島根県庁』の庭園を作庭した重森完途さんが20年以上経った1984年(昭和59年)に手掛けられた庭園で、また全然タイプが違うお庭。

石州瓦がイメージされたかのような赤い屋根が特徴的な図書館の西側に芝生が広がり、その中に白砂による曲水や青石による石組を配置。庭園内を歩くことはできなかったんですが、兵庫の『伊丹市立美術館』の庭園と比較的似ている、回遊式枯山水庭園で、建物の真西と出雲大社へ向けた北西部に最も大きな立石が配されています。

建築の設計は石本建築設計事務所(現・)が担当。官公庁系の建築を数多く手掛けられており、こちらの他にも香川県立図書館、飯能市立図書館、西条市立図書館なども設計。過去足を運んだ庭園では『防府市斎場庭園“悠久苑”』も建築が石本建築設計事務所でした。

完成した翌年には『世界建築ビエンナーレ』の庭園部門で金賞にノミネートされた庭園であっても、出雲市役所への近年の市民の要望の中には「庭園の維持には税金が掛かっている」「庭園を駐車場にすべき」という投稿も。
“どんな人が作ったのか(その人はすごい人なのか・土地に縁ある人なのか)”“どんな想いで作られたのか”というのは、施主側は勿論、造る側もPRして価値付けをしていかなければ“庭園”は次代に引継がれていかないんだろうなあ、と感じる一面。

(2020年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR山陰本線 出雲市駅より徒歩15分強(駅にレンタサイクルあり)
一畑電車北松江線 出雲科学館パークタウン前駅より徒歩10分
出雲空港よりリムジンバス「体育館前」バス停下車 徒歩6分

〒693-0011 島根県出雲市大津町1134 MAP