法然院庭園Honen-in Temple Garden, Kyoto

春と秋に特別公開される法然上人ゆかりの寺院の池泉庭園。参道の白砂壇とガラス枯山水”つながる”も見所!

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

法然院庭園について

【庭園は期間限定公開】
銀閣寺の程近く、哲学の道から少し坂を登った所にある「法然院」(ほうねんいん)は鎌倉時代の初めに浄土宗の開祖・法然上人が弟子の住蓮・安楽とともに当地(鹿ヶ谷)に開いた草庵をルーツとする寺院。
江戸時代に作庭された“方丈庭園”は春(4月1~7日)、秋(11月1~7日)のみ特別公開。茅葺きの山門や白砂による“白砂壇”(びゃくさだん)を含む境内は年中拝観することができます。

また“椿の寺”でもあり、3月中旬~下旬には境内で数多くの椿の花(落椿)を見ることができます。パンフレットの表紙も椿推し。そんな落椿の写真を追加。春の特別拝観では『椿の庭(三銘椿の庭)』という中庭も見頃を迎えます。

法然上人は後鳥羽上皇により讃岐国に流罪となり、この地に建てた草庵も荒廃したものの、江戸時代初期の1680年に浄土宗総本山の国宝寺院『知恩院』の三十八世・萬無和尚により再興。そのため正式な寺名は「萬無教寺」(ばんぶきょうじ)と言います。

方丈は1687年(貞亨4年)、元は伏見にあった後西天皇の皇女の御殿(桃山時代・1595年の建築)を移築したもので、狩野光信筆の襖絵は国指定重要文化財となっています。近代日本画家・堂本印象筆による襖絵も。

そんな方丈の前に広がる『法然院方丈庭園』は中島には三尊石がもうけられた池泉鑑賞式庭園。作庭年代は公式には、その池泉の水源「善気水」は江戸初期の再興以来湧き出ているそうなのでその当時に作られたものと推測。その他にも大書院・茶室の前にも池泉庭園が見られます。

そして2019年春、参道に新たな枯山水庭園が作庭されました。ガラス造形作家・西中千人さんによるガラス枯山水“つながる”。
苔の築山の上に配されているのは、石ではなくリサイクルガラス!そして苔の島を正面に見るとグリ石が山の方から崩れ落ちているようなデザインもかっこいい。千葉県の作庭家「木村グリーンガーデナー」木村博明さんの協力で創設されました。ライトアップ等は開催されていませんが、テストライトアップの写真を見せていただいたらそれがまたとても美しかったので…いつか自分の目でも観たい!

そして“白砂壇”も実は季節ごとに描かれているものが違います。9月中頃に訪れた時は中秋の名月に併せて月。11月に訪れた時はモミジの姿。そして早春に描かれていたのは椿。哲学の道を歩く際はぜひ立ち寄ってみて!

(2018年11月、2019年9月・11月、2021年3月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京都市営地下鉄東西線 蹴上駅より約2.5km(徒歩30分)
最寄りバス停は「南田町」バス停 下車徒歩7分

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 MAP