北国街道 安藤家庭園「古翠園」Ando-ke House's Garden "Kosui-en", Nagahama, Shiga

近代の長浜を代表した庭師・布施宇吉の手掛けた回遊式庭園と、北大路魯山人が滞在制作した芸術作品「小蘭亭」。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

北国街道 安藤家庭園について

「北国街道 安藤家」(ほっこくかいどうあんどうけ)は長浜の中心地・黒壁スクエアのある通り(北国街道)の古い町並みに建つ近代和風建築で、その庭園は小川治兵衛の「慶雲館庭園」の築庭にも携わった布施宇吉によるもの。

「安藤家」は室町時代に長浜に移り住んで以降、羽柴秀吉(豊臣秀吉)が長浜城主を務めていた際には「十人衆」にも選ばれ、その後江戸時代も長浜の町で重要なポジションを歴任していたという旧家・豪商。現在、国登録有形文化財「長浜旧開知学校」の程近くに建つ商家は明治時代に建てられたもの。

その離れ「小蘭亭」の内装(となっている美術作品)は大正初期に長浜に滞在していた北大路魯山人により制作されたもの。「小蘭亭」は春と秋のみの特別公開で、訪れた際にちょうど特別公開していて――撮影禁止だったので写真はありませんがすごかった!そしてこの離れは魯山人の美術作品のみならず、渡り廊下から窓の意匠や手すりの組み方がオシャレというかアートの一部だと感じる(でもこれは魯山人が手掛けたものではない)。
その他、座敷に飾られている「呉服」と書かれた篆刻看板も魯山人の作品で、魯山人は長浜でも多くの作品を制作したそうです。

安藤家の庭園「古翠園」は大正時代に魯山人が滞在していたのと同時期に築庭されたもので、長浜で多くの庭園を手掛けたという庭師・(植宇)による作庭。布施宇吉は七代目小川治兵衛(植治)の手掛けた「慶雲館庭園」の築庭にも携わっており、小川治兵衛とも親交があったと言われます。

巨石とサツキ・ツツジの刈込み、そしてモミジと雪吊りの組合せがちょうど美しい庭園でした!訪れた日は雨が降ったりやんだりする一日だったのでガラス越しに…という感じだったので、また天気が良い日に窓が開いた状態でも見てみたい。ちなみに「池泉回遊式庭園」ということなのですが、パッと見は池泉らしいものは見えず。回遊したら見えるのかな〜。
今後は布施宇吉さんの他の作品も調べてみたい…。

(2018年11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR北陸本線 長浜駅より徒歩5分

〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町8-24 MAP