奈良の街中にある非公開の池泉回遊式庭園。庭園の一部に重森三玲の手掛けた石組が残ります。
白水庵庭園について
【非公開】
「白水庵」(はくすいあん)は奈良市中心部の個人宅にあるお茶室で、実業家・陶芸家であった安田信太郎(白水)の居宅でありました。戦後、春日大社宮司なども訪れ、奈良の文化人サロン的な役割を果たしていた場所だそう。昭和期にお茶室前と池泉の中の石組の一部を重森三玲氏が手掛けました。
個人邸なので非公開の庭園ですが今回ご連絡をし見学させていただきました(…見学から掲載まで結構経ってしまいましたが…)。資料が無いので会話レベルの情報ですが、池泉回遊式庭園の大部分は江戸時代以前(室町期)からあったもので、池自体は庭園ができる更に前からあったものだそう。重森三玲さんによる改修だけではなく少しずつ手を加えられていて、4-5枚目の奥には近代風の建物も。そのほか最後の写真の石燈籠もかなり古い年代のもの。
奈良の街中にこんな池泉式庭園があるのは驚きました(京都と違って、これぐらいの規模の庭園って実はあまり無い)。専門家でもない若造のお願いに親切に案内してくださって本当にありがとうございました!お土産もつまらないものですが喜んでいただけたので嬉しかったし、自転車で円成寺まで行くとお伝えしたらペットボトルまで下さって――良い思い出です(笑)。訪れた時はサルスベリが色鮮やかでしたが、夏前はこの多くの蓮が花を咲かせてきれいなんだろうなあ。機会があれば下記のようなイベントにも参加してみたい!
(2018年9月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR奈良駅より南新町まで徒歩約15分
〒630-8356 奈良県奈良市南新町 MAP
※地図拡大してくと推測できなくもないかもしれませんが、アポ無し訪問は絶対に厳禁で…