白露庭

旧会津藩家老 内藤邸跡“白露庭”

「白露庭」（はくろてい）は“鶴ヶ城”こと会津若松城からすぐ、現在は福島地方裁判所の前庭として見学できる庭園。江戸時代、この地に屋敷をかまえた会津藩家老・内藤介右衛門の屋敷に作庭された遠州流の池泉鑑賞式庭園。
会津で遠州流と言えば、どこかで『御薬園』などの作庭者・目黒浄定の一派も関連していたのかもしれませんね…。

鶴ヶ城から白露庭の前を通る北出丸大通りは江戸時代には“甲賀町通”と呼ばれ、参勤交代にも使われた通りだったそう。この内藤邸跡の向かいには同じく有力な家臣だった西郷頼母邸跡も。西郷頼母邸は現在『会津武家屋敷』に復元されています。
また“会津戊辰戦争終結の地”でもあり、道端に説明板も立ちます。

この庭園は斜面に石組やツツジの刈込など往時の面影を残すほか、周囲にヒマラヤスギ、トウカエデなどの高木が立ち並び、鶴ヶ城の玄関口として会津若松市自然景観指定緑地となっています。

（2017年11月、2019年5月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。）