石田三成軍に敗れた鳥居元忠の「血天井」が残る本堂から眺める枯山水庭園と、「悟りの窓」「迷いの窓」。
源光庵について
「源光庵」(げんこうあん)は室町時代に開かれた寺院で、現在の本堂・開山堂などの建築は江戸時代中期に建てられたもの。
本堂の裏に苔の美しい枯山水庭園があります。北山を借景にしているそうですが訪れた際は割と木が生い茂っていてその姿が見られず…。また亀島の周辺に水が溜まっていたことや背後にまるっとした築山が見えることからも完全に池泉鑑賞式庭園だと思っていました(数日前に大型台風が来た後だったので、それにより溜まった池だったのかもしれません…)。
パンフレットや寺内の案内でもあまり庭園についてはふれられておらず詳細は不明なのですが、見頃は紅葉期だそうなので、多少葉が落ちて視界が開けた時の方が美しいのかも。
源光庵は庭園よりも本堂内の「血天井」と「迷いの窓」「悟りの窓」が見どころと言われている案内が多い。本堂の一部は「伏見桃山城」の遺構を移築・利用したもので、源光庵の血天井は徳川家康の家臣の中でも有名な鳥居元忠が石田三成軍の交戦により敗戦した際の痕跡と言われています。また丸窓の「悟りの窓」と角窓「迷いの窓」もこの寺院のフォトスポットで、この窓から本堂裏の庭園を覗くことができます。それぞれの窓の意味は公式の案内を!
源光庵から歩いてすぐの場所には、江戸時代の芸術家・本阿弥光悦ゆかりの寺院「光悦寺」があります。
(2018年9月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)