万博記念公園 日本庭園Expo'70 Park Japanese Garden, Suita, Osaka

岡本太郎“太陽の塔”が借景。1970年大阪万博で作庭された、当時の日本の造園家の技術が結集した大規模庭園。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

万博記念公園・日本庭園について

「万博記念公園」(ばんぱくきねんこうえん)は1970年の『大阪万博』の跡地を整備し開かれた公園。そのシンボル、岡本太郎の作品『太陽の塔』は2020年に国登録有形文化財にもなりました。

公園北部に位置する日本庭園はその万博の際、当時の日本を代表する造園家が集められ作庭された広大な池泉回遊式庭園。後に現在の日本を代表する庭園『足立美術館庭園』を手掛けた中根金作や、当時の関西の代表的作庭家・荒木芳邦など。彼らを指揮したのが日本公園緑地協会北村賞や日本造園学会賞を複数回受賞している造園家・田治六郎

2020年10月、万博公園で行われた野外フェス『OSAKA GENKi PARK』へ。万博公園には2年ぶり、日本庭園には約4年ぶりに訪れました。
万博公園日本庭園は、とにかく広い!左右の距離が約1.3km、総面積26ヘクタールにも及ぶこの日本庭園は、正門から入って正面にある江戸時代の大名庭園で数多く見られる形式“築山泉水式庭園”(近世地区)を中心として、西部分に奈良~平安時代の形式を取り入れた“寝殿造り庭園”(上代地区)、室町時代から流行し始めた“枯山水庭園”(中世地区)、そして東部に“現代地区”として、様々なタイプの庭園が連なっています。

ここでは主に近世地区と中世地区の写真を紹介…というかですね…本当に広い庭園で、初めて行った時は心字池~松の州浜を歩いて終わり、今回はそれに加えて「千里庵の枯山水」(16~18枚目)までは足を延ばしたけど。更にその奥に“上代地区”があるのね…!
なお中根金作が手掛けたのは、その上代地区の一角にある“木漏れ日の滝”。

“千里庵の枯山水”の向かいにある茶室『汎庵』『万里庵』は京都の数寄屋建築の名工・中村外二工務店が手掛けた伝統的な和風建築。通常は非公開で門が閉ざされていますが、施設利用のほか、秋の紅葉まつりの際などに特別公開され、その露地庭を見ることができます。作庭者は不明だけど、中村外二と多くタッグを組み、松下幸之助関連の庭園も手掛けた川崎幸次郎かなあ(憶測です)。

築山の最上部からは岡本太郎『太陽の塔』の背中が借景になります。庭園にとっての主要ビューポイントではないかもしれないけど、太陽の塔が借景になる日本庭園ってだけで楽しいし自分はその景色が一番好き。

日本庭園も広大だけど万博公園そのものがド広い。名古屋の日本庭園『白鳥庭園』を手掛けている吉村元男さんらが設計を手掛けている…ので日本庭園以外でも“日本庭園的なるポイント”はけっこうある。
公園内全体を歩いたわけではまだないけど…“水車茶屋”や“もみじ川”“紅葉溪”だったり。紅葉溪入口には環状列石のような石庭が。今後も何度も足を運んで少しずつ公園全体を知りたい…。

(2017年1月、2020年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

大阪モノレール 公園東口駅より徒歩10分
大阪モノレール 万博記念公園駅より園内を通って徒歩15分
JR茨木駅・阪急 茨木市駅より路線バス「日本庭園前」バス停下車 徒歩10分強

〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園9 MAP

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