徳川家康の初期からの家臣で、彦根藩家老も務めた木俣守勝ゆかりの寺院…その庭園は例年秋のみ公開される、京都の隠れた紅葉の名所!【通常非公開/2024年は12月初旬まで公開】
栄摂院庭園について
【庭園は通常非公開/例年秋に特別公開・2024年は12月初旬まで公開】
「栄摂院」(えいしょういん)は“くろ谷さん”こと浄土宗の大本山『金戒光明寺』の塔頭寺院で、三河の時代から徳川家康に仕えた武将・木俣守勝ゆかりの寺院。
その庭園は京都の隠れた紅葉の名所として知られ、例年秋のみ特別公開。2022年は11月12日(土)〜12月4日(日)の期間で庭園公開されました。
くろ谷さんの裏参道沿いの朱色の表門が目印。表門は普段から開門しているのでサツキの花に誘われて境内に足を踏み入れてみたら…境内の奥には池泉庭園の姿が。(なお秋以外の季節は結界の先の庭園までは入場できません)
参道から遠目に見えていた、本堂?前の苔むした池泉鑑賞式庭園と、更にその奥には白砂と刈込による枯山水庭園があり、奥に進むにつれ段々緑から赤へと変化する途中の紅葉が楽しめます。
本堂・庫裏などの建造物は江戸時代初期に建造されたものが残るそう。ということは庭園は(すべてがそうではないにせよ)その頃から作庭がはじまっているもの…と考えるのが自然かな。
このお寺ゆかりの木俣守勝は徳川家康のほか明智光秀に仕えたのち、晩年は井伊直政の下で彦根藩家老をつとめた武将。そのため彦根藩からの寄進と推定される宝物も所蔵しているとか。
木俣守勝の墓所は金戒光明寺にあります。くろ谷さん⇒同じく紅葉の名所『真如堂』へと行く際にはこちらもチェック!
(2020年5月・11月、2021年11月、2022年11月、2023年1月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
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京都市営地下鉄東西線 東山駅・蹴上駅より徒歩25分
最寄りバス停は「岡崎道」バス停 徒歩6分
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