
徳川家康の家臣で彦根藩家老も務めた木俣守勝ゆかりの寺院の庭園は、隠れた紅葉の名所。秋のみ特別公開!
栄摂院庭園について
【庭園は通常非公開・秋に特別公開】
「栄摂院」(えいしょういん)は“くろ谷”こと浄土宗の大本山『金戒光明寺』の塔頭寺院で、三河の時代から徳川家康に仕えた武将・木俣守勝ゆかりの寺院。くろ谷さんの裏参道沿いの朱色の表門が目印。
2020年春に自宅付近を散歩している時に初訪問。もともと表門は普段から開門しているので、サツキの花に誘われて境内に足を踏み入れてみたら…境内の奥には池泉庭園の姿が。
普段は結界の先の庭園までは入場できませんが、隠れた紅葉の名所として知られるそうで例年秋には特別公開されると教えてもらい。2020年は11月13日(金)より庭園開放がはじまると張り紙があったので初日に訪れてみました!
参道から遠目に見えていた、本堂?前の苔むした池泉鑑賞式庭園と、更にその奥には白砂と刈込による枯山水庭園があります。先の庭園のもみじはもう真っ赤で見頃!そして奥に進むにつれ、段々緑から赤へと変化する途中の紅葉が見られました。ピークはもう少し先。また立ち寄ろうっと。
本堂・庫裏などの建造物は江戸時代初期に建造されたものが残るそう。ということは庭園は(すべてがそうではないにせよ)その頃から作庭がはじまっているもの…と考えるのが自然かな。
このお寺ゆかりの木俣守勝は晩年は井伊直政の下で彦根藩家老をつとめたため、彦根藩からの寄進と推定される宝物も所蔵しているとか。木俣守勝の墓所は金戒光明寺にあります。くろ谷さん⇒同じく紅葉の名所『真如堂』へと行く際にはこちらも。
(2020年5月・11月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
京阪本線 神宮丸太町駅より徒歩20分強
京都市営地下鉄東西線 東山駅・蹴上駅より徒歩25分
最寄りバス停は「岡崎道」徒歩6分
〒606-8331 京都府京都市左京区黒谷町33 MAP