日本三大摩利支天。信長の父・織田信秀が再建した京都府指定文化財の摩利支天堂と通常非公開の枯山水庭園。
建仁寺・禅居庵庭園について
【庭園は通常非公開】
「禅居庵」(ぜんきょあん)は京都を代表する寺院の一つ『建仁寺』の塔頭寺院。京都府指定有形文化財の「摩利支天堂」は普段から拝観可能ですが、紹介している苔と白砂により枯山水庭園は通常非公開。2019年12月に行われていた某大学(衣笠方面)の書道展の際に鑑賞させていただきました!
なお2020年のGWには『はじまりの絵本 100人のこどもと大切な絵本展』が禅居庵にて開催されます。庭園目的というとちょっとずれてしまうけど、お子様連れの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
はじまりの絵本 100人のこどもと大切な絵本展 | 臨済宗建仁寺塔頭 禅居庵
禅居庵は建仁寺の第23世・清拙正澄禅師が晩年を過ごされた寺院。清拙正澄禅師は北条高時に迎えられ来日、鎌倉では『建長寺』、『浄智寺』、『円覚寺』、後醍醐天皇の招きで上洛し『建仁寺』を過ごされた後には京都『南禅寺』に滞在されたそうなので、夢窓疎石とかとも繋がりありそう。
この禅居庵は清拙正澄を開基として、創建したのは信濃国守護・小笠原貞宗。信濃国の大名となる信濃小笠原氏の初代にあたる人物です。
“日本三大摩利支天”に挙げられる禅居庵の摩利支天。仏像は秘仏ですが、京都府指定文化財となっているお堂は織田信長の父・織田信秀により1547年に再建されたと伝わるもの(直近では平成年代に改修)。
境内にさまざまなイノシシの像があるのは、猪が摩利支天の使いとされるため。摩利支天に関する仏画を拝見すると確かに猪に乗られてるんですよね。亥年生まれの人の京都観光にオススメのお寺さん!
(2019年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
京阪本線 祇園四条駅より徒歩6分
阪急京都線 京都河原町駅より徒歩8分
最寄りバス停は「東山安井」バス停 徒歩7分
〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下ル小松町146 MAP