
“水郷柳川”に2023年新たにオープンした宿泊施設&カフェ。和モダンなカフェルームから眺められる庭園は人気庭園デザイナー・石原和幸プロデュース。
カフェ/ゲストハウス 憩 (IKOI) 庭園について
「ゲストハウス 憩(IKOI)」(いこい)は“水郷柳川”福岡県柳川市に2023年にオープンした宿泊施設(民泊)。その庭園はイギリスの「チェルシーフラワーショー」で10度以上のゴールドメダルを受賞、エリザベス女王から“緑の魔法使い”と称えられた庭園デザイナー・石原和幸(石原和幸デザイン研究所)によるプロデュース/作庭。庭園の眺められる部屋では毎週木曜日~土曜日にはカフェ営業も。
城下町“水郷柳川”の代表的な観光地&庭園『御花(旧立花氏庭園)』から北へ約1km(徒歩15分程)、柳川城三の丸への入り口の一つ「弥兵兵衛門」の跡や柳川市役所からほど近くに建つ一軒家。…普通と言っても前庭から鮮やかな植栽としつらえで、「ただの一軒家ではない…!石原デザインのお庭…!」という雰囲気を醸します。こちらが2024年に民泊・カフェとしてオープンしたばかりの「憩」(IKOI)さん。オープン前からSNSで情報発信されていたのが気になり、秋に初めて訪れました。
ちなみにこの場所は江戸時代には柳川城下の武家屋敷街「御家中」に含まれる場所という歴史を持ちます。泊まらせていただく家屋自体は現代になってからの建物ですが、カフェとしても営業している共有スペースは欄間・円窓など“和モダン”な空間になっています。宿泊者は夜にはこのスペースでライトアップされた庭園を眺めながら(このスペースを独占しながら)寛げる。
共有スペースの前に、石原和幸さんがプロデュースの庭園が広がります。訪れた秋にはちょうどイロハモミジの紅葉が盛り。奥からカーブを描きながら“水郷柳川”らしい水の流れが感じられる池泉鑑賞式庭園(※庭園に降りることもできます)。夜のライトアップもいいけど、朝起きてこの庭園を眺めながらまったりする時間もかなり贅沢――
宿泊者に朝コーヒーまで淹れてくださるオーナーは、実は「石原和幸デザイン研究所柳川出張所」も運営。この庭園は石原さんプロデュースの下でオーナー自身の手で施工/リガーデンされたもの。
「民泊」なので一部のアメニティは自ら用意していく必要はありますが、ドミトリー系のゲストハウスとは異なり部屋は完全に個室だし広いし、そして先の和モダンな共有スペースなど…ちょっと良い旅館やお屋敷に泊まらせていただいている感覚…。
そんな隠れ家宿には“現在のクラシック音楽界では最も著名なクラリネット奏者”と評される世界的ミュージシャン:リチャード・ストルツマン(Richard Stoltzman)さんらも既にご宿泊。東京や京都と比べても宿泊施設の高騰の傾向にある福岡県で、穴場の宿泊施設を探している方にオススメ!
(2024年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
西鉄天神大牟田線 西鉄柳川駅より約2km(徒歩25分)
西鉄柳川駅より路線バス「中町」or「市役所前」バス停下車 徒歩10分
〒832-0075 福岡県柳川市柳町6-3 MAP
投稿者プロフィール
