光明院庭園“波心庭”Tofukuji Komyoin Temple Garden, Kyoto

重森三玲が“八相の庭”と同時に手掛けた初期の傑作枯山水庭園。苔と紅葉の美しい庭園は“虹の苔寺”とも。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

光明院庭園について

「光明院」(こうみょういん)は京都を代表する寺院の一つ・東福寺の塔頭寺院で、国宝の“三門”や六波羅門から徒歩2~3分の場所にあります。重森三玲作庭による枯山水庭園“波心庭”“雲嶺庭”があり、秋には紅葉の名所としても知られます。2020年の6月に3年半ぶりに訪れ、その時はまだ苔の調子が良くなかったので…梅雨明けの8月も訪れました!

創建は室町時代前半の1391年(明徳2年)。時は流れ1939年(昭和14年)、国指定名勝の『東福寺方丈庭園“八相の庭”』と全く同時期に主庭の“波心庭”が完成。なので八相の庭とは兄弟的な存在であり、並んで重森三玲の初期の傑作と言えます。

庭園背後の斜面一面に植わっているサツキ。これは作庭以前よりあったものだそうで、これらを刈込として雲と見立てるところから発想し、正面のみならず三箇所に三尊石組を配しつつ、雲のような曲線的な砂の中に多数の石が配されています。
「池泉式の枯山水庭園」と解説されることもある通り?大雨の日にはその窪みに水が溜まり池泉庭園と化すそう。今のところまだその姿は見たことない…。

本堂から正面に庭園を眺めても、書院から横から眺めても美しさを楽しめる庭園。斜面の上には重森三玲の手掛けた「蘿月庵」(らげつあん)という茶室もあり、こちらが手掛けられた1962~63年頃に同時に作庭されたのが、玄関前の“雲嶺庭”

秋にはその緑の苔と紅葉とカラフルに彩られることから“虹の苔寺”とも。
あと自分の経験則ですが、京都駅で「オススメで穴場のお寺・お庭を」とタクシーのドライバーにリクエストすると割と『光明院』を案内される方が多いようです。わかる。京都のコアファンは「穴場と言うには有名だ」と言うかもしれないけど、ピーク期を外した東福寺界隈はやっぱ良いですよね。

(2012年1月、2015年9月、2016年12月、2020年6月・8月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京阪本線 鳥羽街道駅より徒歩6分
JR奈良線・京阪本線 東福寺駅より徒歩13分
最寄りバス停は「十条相深町」バス停下車 徒歩8分

〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目809 MAP