“播磨の小京都”龍野の町並みで唯一の公開武家屋敷。江戸時代後期の屋敷と共に寄贈された石灯籠も残る庭園も。
たつの市武家屋敷資料館について
「たつの市武家屋敷資料館」は2019年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された“播磨の小京都”龍野の町並みで唯一の公開武家屋敷。2021年4月に初めて龍野を訪れた際に立ち寄りました。
江戸時代初めには本多家や京極家も藩主となった時期や天領だった時代もありつつ、1672年(寛文12年)から約200年は外様大名・脇坂氏により治められた龍野の城下町。現在もその面影を色濃く残します。
けど、近年までは当時の様子を伺うことができる公開施設はなかったそうで。1990年頃から“龍野・生きた城下町博物館都市”をキャッチフレーズとして景観保全しながらの町並み作りがはじまり、この武家屋敷も市の施設として1998年(平成10年)より公開を開始。
公開に至る過程で阪神大震災を経験したことで、江戸時代の姿はしっかり残しながらも独自の考え方で耐震設計が行われていることもポイントで、現在は資料館としてだけではなく地域の集会施設として利用されています。
江戸時代中期の絵図では鉄砲師や鍛冶職として藩に仕えていた芝辻平左衛門の屋敷だったこの建物。現在残る主屋の建築年代は1837年(天保8年)で、座敷前の主庭および中庭と2つの庭園を眺めることができます。
(2021年4月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR姫新線 本竜野駅より徒歩20分(駅前にレンタサイクルあり)
JR姫路駅より路線バス「龍野橋」バス停下車 徒歩7分
〒679-4179 兵庫県たつの市龍野町上霞城45 MAP