庭園味噌蔵 たつご味噌

Tatsugo Miso Brewery Garden, Takahagi, Ibaraki

江戸時代の安政年間に創業した「常陸の小京都」高萩の老舗味噌蔵。明治時代から残る味噌蔵と、苔の美しい庭園が魅力の“庭園味噌蔵”。

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

「庭園味噌蔵」たつご味噌醸造について

「たつご味噌醸造」(たつごみそじょうぞう)は茨城県高萩市で江戸時代から続く老舗の味噌蔵。“庭園味噌蔵”とも称されており、苔の美しいお庭を買い物がてら見学することができます。「たつご味噌蔵の屋敷林」として高萩市指定の名木にも選定。

茨城県の北部にある高萩市は“常陸の小京都”とも称される旧・城下町。文化財のお屋敷としては先に紹介した『穂積家住宅』がありますが、その程近く(1km程)にもう一つ素敵なお庭スポットがあります。それがこちらの「たつご味噌醸造」。

その歴史について。創業は1854年(安政元年)で、先述の屋敷林も当時から約150年の時をかけ形成されたものとされ、またその味噌蔵も明治時代から残るものだそう。
それ以上の歴史の情報はないのですが…、たつご味噌の北西部を通る「たつご通り」は、実は旧・城下町の入口を通じて約2km程の長さを有するっぽい(※Googleマップを見る限り。市の公式情報ではありません)。そのたつご通からの旧玄関口の土塁や薬医門を見ても、この地域の発展に貢献した有力者であったことが伝わってきます。

お屋敷の内部は見学できませんが、主屋の玄関の横には洋風の応接間もある近代和風建築。その主屋を囲む形で庭園が残ります。苔むした中に飛び石やツツジの刈込みが多く配された茶庭風のお庭で、詳しいことは不明ですが、その佇まいは建築と同じく100年以上の歴史はありそう…。主座敷から正面に眺めた所にそびえる大きな化け燈籠が目を引きます。またエントツの景観もこのお庭ならでは…!

訪れた日も入口の飛び石には水が撒かれ、現在のご当主のお話しぶりからも、代々のご当主により大切に維持されてきたことが伝わります。秋の紅葉や、春のツツジの花を咲かすシーズンが一番の見頃だそうだけど、写真の様な青々としたシーズンも良い。

高萩市による「たかはぎブランド推奨品」にも選ばれている「めしどろぼうさん」などの看板商品の他にも、ショップでは多数の味噌に関する商品(お菓子など)も。そしてショップの先の竹林を進んでいくと、その先には古民家風のフレンチレストラン『ラ・フォレ(La Forêt)』があり、こちらも地元で人気なのだそう。フレンチを楽しんだ方にも愛でて欲しい苔のお庭…!

(2025年8月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR常磐線 高萩駅より約3.5km(※観光案内所でレンタサイクルあり)
【平日に1日2本のみ】JR高萩駅より路線バス「大工町」バス停下車 徒歩4分

〒318-0004 茨城県高萩市上手綱75 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
PICK UP - TOUR / EVENT
TALK / MEDIA / COLUMN
最新の庭園情報は約10万人がフォローする
【おにわさん】のSNSから。