がんこ高瀬川二条苑(第二無鄰菴)Ganko Takasegawa Nijoen Garden, Kyoto

森鴎外の小説の舞台にも…山縣有朋が別邸“第二無鄰菴”を構え、七代目小川治兵衛が改修した“高瀬川源流庭苑”。

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がんこ高瀬川二条苑(第二無鄰菴)について

「がんこ高瀬川 二条苑」(がんこたかせがわ にじょうえん)は多くの歴史的和風建築をレストラン・料亭として再活用している「がんこフードサービス」の“お屋敷”シリーズの代表的存在で、また現在ではフラッグシップ店的な存在。元勲・山縣有朋が明治時代に“第二無鄰菴”という別邸を構えた場所で、現在残る庭園“高瀬川源流庭苑”は近代の日本を代表する京都の庭師・七代目小川治兵衛)が作庭(改修)を担当したものとされます。
2020年12月にお食事をした際の写真を更新。食事をすれば勿論のこと、タイミングによっては申し出れば見学させていただくことが可能です。(坪庭もいいのでお食事をオススメしたい)

遡って江戸時代初期の1611年(慶長16年)に京都の豪商・角倉了以によって鴨川を縦に並走する高瀬川が開削されました。その源流にあたる部分に別邸を造営、その当時に原型となる日本庭園が作庭されたそう。現在レストランになってる屋敷に併設されている茶室の前の茶庭は小堀遠州の作庭と伝わります。

その後明治時代となり1891年、内閣総理大臣を務めていた(辞したばかりの?)山県有朋がこの地を取得。地元・長州(下関)にあった自邸『無鄰菴』の名前を再度用いて“第二無鄰菴”という別邸を構えました。
ただしあまりお気に召さなかったようでこちらは翌年には売却、そののち南禅寺・岡崎界隈に第三無鄰菴こと現在の『無鄰菴』を造営。山縣と植治の出会いは“第三無鄰菴”と言われるので、“高瀬川源流庭苑”に小川治兵衛が手を加えたのは山縣以降の所有者に移った後に手を入れたのかなあ~と想像。

山県の後は日本銀行総裁を務めた川田小一郎や近江商人をルーツにもつ実業家・阿部市太郎も所有。昭和には森鴎外の小説『高瀬舟』の舞台としても描かれました。

第三無鄰菴とはまた雰囲気が異なりますが、その庭園の見所はなんと言っても鴨川の支流“みそそぎ川”から流れ込んでくる勢いある川の流れ!
また様々な種類の石や石灯籠が配されており、中でも“吾妻屋風燈籠”は日本一大きな灯籠とも。他にも大きな灯籠は見てきたけど(『旧池田氏庭園』とか『益習館庭園』とか)、庭園の高台部にあるというのはあまり見ない。その横部分にある滝やその石組、庭園一部から見える東山の借景も美しい!

夏場には鴨川沿いに川床を出して食事を楽しむことも。何よりこのお屋敷と庭園が、格式高い料亭としてではなく、普通のファミレス価格で体験できるのは貴重(で、それは『がんこ』社長の思い入れと強い意志の元成り立ってる、みたいな話はいつか書きたい)。今後も時々足を運びます。

(2015年3月、2016年2月、2019年9月、2020年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京都市営地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩3分
京阪本線 三条駅より徒歩5分
最寄バス停は「京都市役所前」「川端二条」バス停、徒歩3分

〒604-0922 京都府京都市中京区木屋町通二条下ル東生洲町484-6 MAP

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