世界遺産の沖縄を代表する観光名所。その城郭に残る琉球風の枯山水庭園“書院・鎖之間庭園”も国指定文化財の庭園で岩組とソテツが見所!
首里城書院・鎖之間庭園について
「首里城」(しゅりじょう)は琉球王国の王家の過ごした沖縄最大の城郭で、国指定史跡であり世界遺産『琉球王国のグスク及び関連遺産群』の代表的な遺構でもあります。「首里城公園」として多くの観光客を集めていて、その庭園が『首里城書院・鎖之間庭園』として国指定文化財(国指定名勝)。
その歴史をさかのぼると、初めに築城されたのは14世紀末(日本の歴史で言うところの室町時代)とされます。近代の第二次世界大戦で焼失しているため現在の建物は現在に入り復元されたもの…でしたが、2019年に再び焼失。
国指定名勝となっている『書院・鎖之間(さすのま)庭園』は琉球石灰岩の岩組とソテツが特徴の琉球様式の枯山水庭園で、大名庭園風の『識名園』とは全く違う雰囲気。なお書院は国王が執務を行った場所、鎖之間は王子が接見の場として用いていた空間だそうです。
そのほか黄金御殿庭園という空間もありますがこちらは芝生のみ。中国風の城壁・石垣や海まで見渡せる風景も見どころであり、また城内にある「園比屋武御嶽石門」(15枚目)も首里城同様に世界遺産となっています。
(2014年7月、2018年6月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・交通 / Locations
ゆいレール 首里駅から徒歩約15分
那覇中心部より路線バス「首里城公園入口」「当蔵」「首里城前」バス停より徒歩5分ほど
〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-2 MAP