大徳寺 真珠庵庭園

Shinju-an Temple Garden, Kyoto

一休さんゆかりの寺院に造られた村田珠光作庭の枯山水庭園「七五三の庭」と金森宗和好みの茶室・庭玉軒。

庭園フォトギャラリーGarden Photo Gallery

大徳寺 真珠庵庭園について

【通常非公開・境内撮影禁止】
大徳寺の塔頭寺院「真珠庵」(しんじゅあん)は「一休さん」で知られる一休宗純和尚を開祖として室町時代に開かれた寺院。
妙心寺、東福寺などと並んで京都を代表する大きなお寺の一つである「大徳寺」が開かれたのは鎌倉時代。室町時代には一休宗純が住職を務めるなど、室町期以降に大寺院に発展。現在もその境内に24を数える寺院があり大きな寺町を形成しています。

その塔頭の一つ「真珠庵」を2018年秋の一般公開で初めて拝観しました。現代クリエイターによる襖絵の初公開もあり撮影禁止だったのは残念…。
国指定名勝の枯山水庭園「七五三の庭」は一休禅師に参禅したという茶人・村田珠光により作庭されたものと伝わります。その名の通り細長い中に石を7、5、3ずつ配置されている庭園で、一休さんが最期暮らした「酬恩庵一休寺」の「虎丘庵」(通常非公開)にも村田珠光により作庭された庭園があります。

江戸時代に造られた現在の方丈建築や、室町時代に造られた書院「通僊院」とそれに付随する茶室「庭玉軒」などが国指定重要文化財で、それ以外にも長谷川等伯の襖絵など多くの文化財を所蔵。
茶室「庭玉軒」は江戸時代初期の茶人で茶道「宗和流」の祖・金森宗和好みと言われ、通僊院から庭玉軒に至る露地庭園は金森宗和作庭と伝わる――とのこと。名勝庭園はパンフレットやWebサイトにも写真が載っていますが、この露地庭園はどんなのだったかなあー…。庭玉軒に関する解説は、茶道「宗和流」のサイトに詳しい解説が載っています。

(2018年9月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

京都市営地下鉄烏丸線 北大路駅より約2km
近郊バス停は「大徳寺前」バス停下車 徒歩6分

〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町52 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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