湧水の都・島原に明治時代に造られた『日本でもっとも水の美しい池泉庭園』。国の登録記念物(名勝)。
四明荘庭園について
「湧水庭園 四明荘」(ゆうすいていえん・しめいそう)は島原市中心部の「鯉の泳ぐまち」にある、美しい湧水を利用して造られた池泉鑑賞式庭園。これまで数百箇所の庭園に足を運んでいる中で、『もっとも水の美しい庭園』――の一つではないでしょうか。「旧伊東氏庭園」として国の登録記念物(名勝地関係)となっており、また明治時代に造られたという主屋や表門も「旧伊東家住宅」として国登録有形文化財になっています。
島原城の城下町である島原の町は「島原湧水群」が日本の名水100選に選ばれる湧水の町でもある。「四明荘」は明治時代に当地の医師の別邸として造られた屋敷で、座敷から四方の眺望に優れることから「四明荘」と名付けられたそう。地元では“水屋敷”という名でも親しまれているそうです。
その名の通りこんこんと湧き出る湧水による庭園で、池泉にせり出した主屋と池泉が一体化した独特な構造の住宅庭園になっています。表門から正面にのぞめる雲仙岳からの湧水で、その量は1日1000トン〜3000トンとも。美しい湧水と緑だけで十分美しさを感じられる庭園なのですが、楓が植わっているそうなので秋深い時期もきれいそう。池を泳ぐ鯉もよりきれいに見える――。(けど池の中央を泳がず主屋の下に隠れてる鯉が多かったのがざんねん!)
2018年に2度目の訪問。AE◯Nのピンクの看板って以前は見えたっけなあ…少し気になる(笑)。見学は2017年から有料化。むしろそれ以前無料でこの美しい庭園が見られたということが今思うと信じがたい。初めて訪れた時は他に観光客も居なかったのですが、2回目訪れた時は多くの人が訪れていました。島原の代表観光スポットの一つになりそう。
(2014年9月、2018年10月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)