志布志の武家の中では最も高い役職に就いていた「福山家」の庭園。国指定名勝「志布志麓庭園」の一つ。
志布志麓庭園 福山氏庭園について
【要事前予約 ※2024年まで公開休止】
「福山氏庭園」(ふくやましていえん)は国指定名勝「志布志麓庭園」の一つ。常時公開ではありませんが、こちらの「宝満寺跡と武家屋敷コース」でガイドさんと一緒に見学が可能です。
志布志麓の武家屋敷地区には江戸時代に造られた庭園が複数残ります。福山氏は志布志の武家の中では最も高い役職に就いていた武士で、そのため屋敷の位置が他の武家屋敷と比べても高台に、またお屋敷や母屋の前の庭園の敷地面積も広い。
江戸時代後期に建てられた屋敷の老朽化が進んでいるため、2018年から今後数年掛けて改修工事を行ってゆくとのことです。(なので庭園見学も出来なくなるのかも。)ちょうど紅葉が散りきったタイミングで落ち葉で築山の緑が隠れてしまっているのが若干残念、、、。庭園の作庭時期は不明とのことですが、おそらくお屋敷が建てられた江戸時代後期と同時期なのでは?
江戸時代、薩摩藩は「外城制」という制度により多くの武士を鹿児島の城下町ではなく薩摩藩領内の各地に住まわせ、各地の城の麓に小さな城下町のような武家集落を形成させていた。それらの集落を「麓(ふもと)」と呼ぶようになり、その数は100以上にも及んだとか。志布志麓もその一つで現在も武家屋敷街の面影が残ります。
(2017年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・交通 / Locations
JR日南線 志布志駅より徒歩約20分
※志布志駅前の観光協会にレンタサイクルあり。