2017年に国宝となった大寺院。国宝茶室“如庵”の作者・織田有楽斎が携わった茶室のある庭園は三重県指定名勝。(庭園は要予約)
専修寺庭園“雲幽園”について
【庭園は要事前申込】
「専修寺」(せんじゅじ)は室町時代に創建された寺院で、とにかくデカい御影堂と如来堂が2017年秋に国宝に指定されました。いずれも江戸時代の建築で、御影堂は国内で現存する中では5番目の大きさの木造建築だそう。
御影堂の裏にある庭園「雲幽園」は三重県指定名勝。見学には要事前申込。池泉回遊式庭園の中にある茶室「安楽庵」は千利休の長男・道安と織田信長の弟であり国宝の茶室「如庵」の作者でもある織田有楽斎の合作とされているとのこと。
茶室付近のきれいな苔庭も素晴らしく、変わった竹が多く生えているところも見所。見学者もあまり多くないそうなので荒れている部分もないし、騒がしさを感じることもない――いやー素敵なお庭でした。
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国宝の二棟の他にも、大きな山門、唐門、太鼓門、御廟拝堂、進納所…などなど様々な建物が国指定重要文化財。三重の寺社仏閣といったら1にも2にも、3にも4にも「伊勢神宮」…って感じだけど、こんなにすごい寺院があるとは。ちなみに国宝指定を受けた後、ツアー等での見学・拝観のお問合わせが「それまでと比べ物にならないぐらい(10倍とかそんなもんじゃない)」急激に増えたそうです。
(2017年12月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
JR紀勢本線 一身田駅より徒歩5分
伊勢鉄道 東一身田駅より徒歩12分
近鉄名古屋線 高田本山駅より徒歩17分
〒514-0114 三重県津市一身田町2819 MAP