栗林公園Ritsurin Garden, Takamatsu, Kagawa

高松松平家による江戸時代初期の大名庭園で、日本三名園に肩を並べる四国・西日本を代表する名園。国の特別名勝。

庭園ギャラリーGarden Photo Gallery

栗林公園について

「栗林公園」(りつりんこうえん)は主に江戸時代初期、高松藩主・高松松平家の時代に造られた大名庭園で、四国や西日本を代表する名園として“庭の国宝”=国の特別名勝に指定されています。
とにかく広い。代表的な景観は公園の南東側の「飛来峰」から紫雲山を借景とした池泉回遊式庭園と偃月橋の眺めで、橋の奥側にある茶室「掬月亭」(きくげつてい)も江戸時代の初期に建てられた数寄屋づくりの建物。庭園が現在の様に整備されたのは明治から大正時代の改修を経た後とのこと。日本三名園にも劣らないとも評価されているのも納得の庭園です!

2019年8月に3度目の訪問。これまでの秋や冬とはまた別の趣で、園内ではサルスベリのピンクの花が多く見られ、栗林公園北口駅寄りの芙蓉沼〜群鴨池ではハスの花も見頃でした。

その歴史をかんたんに。戦国時代の終わり頃にはすでに地元の豪族・佐藤氏による小さな庭園が存在していたそう。
江戸時代に入り、寛永年間1642年に高松藩主となった松平頼重(水戸黄門こと徳川光圀の兄)から5代目・松平頼恭に至るまでの約100年間に渡り、藩主の別邸『栗林荘』の庭園として築庭が続きました。公式サイトには1700年の絵図『御林御庭之図』も掲載されています。⇒こちら。

でもそのルーツは松平氏の前に生駒高俊が讃岐を治めていた時代にあったそうで。西嶋八兵衛という奉行により治水工事を行った結果、現在のこの庭園のメインビジュアルの一つである“偃月橋”のかかる南湖ができていたのだそう。
明治維新の版籍奉還まで200年以上の期間、高松松平家の別邸として使用され、明治8年には早々に県立公園化。この時の『太政官布達』で公園化されたのが上野公園、飛鳥山公園、日比谷公園、水戸・偕楽園、新潟・白山公園、奈良公園など有名な公園たち。

広い園内南東部にある、富士山にならったという“飛来峰”からの南湖の眺めが最も有名ではありますが、広大な庭園には6つの池と13の大きな築山が配され、様々な景色の変化を楽しめます。
庭園と言っても広さはさまざまで――お寺の座観式庭園は5分、10分通り過ぎて終わってしまう場所もある。けど、栗林公園は……国の特別名勝の庭園の中では最大の広さをほこるので……1時間は見ておきたい……駆け足で観るにはほんとうに広いから!

「掬月亭」の更に奥にある涵翠池はその石組も面白い。高松市は優れた石の産地としても有名。地元でとれた石なのかなー。
栗林公園はマツの多さからもその格式の高さを感じられますが、掬月亭の近くには大正天皇による、そして園内中央には英国王エドワード8世(皇太子時代)、秩父宮殿下、高松宮殿下、久邇宮殿下らによるお手植えのマツも。

そんな日本を代表する日本庭園の一つである栗林公園、園内の『讃岐民芸館』での展示だけでなく、2016年には『瀬戸内国際芸術祭』のサテライト会場の一つになっていたり、2020年冬にはチームラボによるライトアップも!高松に足を運んだ現代アートファンにもぜひこの空間、体感して欲しい!

(2013年1月、2016年10月、2019年8月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR高徳線 栗林公園北口駅より徒歩5分
琴電琴平線 栗林公園駅より徒歩8分
JR高松駅より約2.5km(高松駅前にレンタサイクルあり)

〒760-0073 香川県高松市栗林町1丁目20-16 MAP