新しい京都の名店誕生の予感!築100年超の京町家をリノベした和菓子屋さんはこだわりのインテリアデザインも必見…巨大な円窓と苔の坪庭が素敵。
温 -onn- 京都御幸町について
「温」(おん/onn kyoto)は京都市の中心繁華街・四条河原町から程近く、アーケード街「寺町通商店街」から一本西の「御幸町通」沿いに2023年秋に新たにオープンした和菓子屋さん。築100年以上という京町家をリノベーションした店舗には印象的な円窓からのぞく苔むした坪庭があります。
格子戸ではなく一枚のガラスとその前の植栽がモダンでおしゃれなフォルムな京町家…2023年11月下旬オープンした「温」さん。オープンしたばかりでまだ穴場…と思いきや、実はInstagramを中心に話題になりすでに超人気店…!
一番人気メニューの「ぜんざい」を中心にその和菓子が人気ですが、ここでは“お庭”など空間にフォーカスして紹介。
京都産を中心とした食材を使用し砂糖も通常の約半分で作られた和菓子と、厳選した京都和束町の完全無農薬の有機日本茶、いずれも店主こだわりのお茶・甘味を味わえる「温」さん。
それらメニューだけでなく、その空間もとても美しく特別なもの。お茶碗などが置かれた違い棚+さまざまな茶器、一枚板のカウンター、陶器作家による照明、そしてお店の中心となる大きな大きな円窓と、それを囲う洗い出し仕上げの壁…。
一体どんなデザイナーさんがプロデュースしたのだろう!?とさえ思ったインテリアデザイン、なんと店主の山岡さんが自らデザインし、宮大工さん/左官屋さん/家具職人さんなど様々な職人さんにより作られた空間。
その円窓からのぞくのは苔のこんもりとした坪庭。実は店舗の外からも見える苔の山、一体どんな職人さんが入られたのだろう!?と思ったら、なんとお庭は店主・山岡さん親子ご本人の作庭…!アイキャッチの冠木門もこのお庭のために設置されたもの、植っている樹木も自ら山などで選ばれたものなのだとか。
ちなみに昼間の店舗も素敵ですが、実は閉店間際の暗くなった時間帯の円窓〜お庭の姿も素敵…。
そのお庭からも見て取れますがお二人は数年前から苔に魅了されているそうで、お菓子にも“苔むす”という言葉から発想された“苔結び”というオリジナルメニューがあります。温さんのお菓子はテイクアウトも可能。新しい京都土産にも!
(2023年12月、2024年2月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)
アクセス・住所 / Locations
阪急京都線 京都河原町駅より徒歩6分
京阪電車 三条駅より徒歩10分
京都市営地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩10分
京都市営地下鉄烏丸線 烏丸御池駅より徒歩10分強
最寄りバス停は「河原町三条」バス停 徒歩5〜8分
〒604-8066 京都府京都市中京区伊勢屋町341-1 MAP