大倉庭園

Ohkura Garden, Shibata, Niigata

国重要文化財の近代建築"蔵春閣"に隣接する、"大倉財閥"創始者・大倉喜八郎ゆかりの苔の美しい庭園。カフェも楽しめる近代和風建築に酒蔵リゾートも。

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大倉庭園(旧・庭園カフェいちしま)について

「大倉庭園」(おおくらていえん)は新潟県新発田市の玄関口、JR新発田駅より徒歩5分程の場所にある日本庭園。「大倉財閥」の創始者/近代の実業家・大倉喜八郎の旧別邸『蔵春閣』(国指定重要文化財)と道を挟み隣接し、園内には喜八郎が所蔵していた石塔(八角五重大石塔)も。苔の美しいお庭を眺めながらカフェを楽しむこともできます。

2023年までは『庭園カフェいちしま』の名前で親しまれていたお庭。美しい庭園の姿はそのままに、2024年より名前を改めて再開園。現在では隣接する『蔵春閣』や国指定文化財庭園『清水園』との共通チケットもあります。

「庭園カフェいちしま」として運営されていた頃の情報から。新潟を代表する大地主/豪農・市島家。その本家(豪農屋敷)は新発田市の郊外に残り『市島邸』として公開されています。
その市島家から分家した初代市島秀松が江戸時代中期の1790年(寛政2年)に創業した酒蔵『王紋酒造』(旧・市島酒造)(※2022年に改称)。その代表銘柄“王紋”は、近年もスペインの国際コンクールややイギリス・ロンドンの“インターナショナルワインチャレンジ”で金賞を受賞されています。

その酒蔵(現『酒蔵リゾート 五階菱』)に隣接するのがこの庭園。(建築もお庭も作られた時期は正確な時期は不明なのですが、)かつては市島酒造の離れとして用いられていた和風建築で、中華風のガラス戸の意匠や洋風の応接間など和洋折衷のデザインが目を惹く。
その近代和風建築?を中心に約500坪の苔の美しいお庭が広がります。多く植わったモミジなど四季折々の植栽が楽しめる回遊式庭園で、そしてポイントポイントに鮮やかな赤色の“佐渡赤玉石”が配されているのが、お庭のカラフルさを引き立たせていて素晴らしい!先述の『清水園』と比べれば新しい時代のお庭ですが、近代以降に活躍した“豪農・大地主”のお庭に似たタイプのお庭で、大きな化け燈籠をはじめとする数々の石灯籠、大きな庭石なども見どころ。

道路を挟んでお向かいの東公園(旧・諏訪公園)に、新発田市出身で『ホテルオークラ』等で知られる実業家・大倉喜八郎の別邸『蔵春閣』が移築されたのが2023年。元はと言えば、この東公園も大倉喜八郎により整備され寄贈された公園で、公園の北部の『諏訪神社』の石鳥居も喜八郎により寄贈。
で、この『大倉庭園』にも近年喜八郎が所蔵していた「八角五重大石塔」が『大倉集古館』で知られる大倉文化財団より寄贈され、庭園内で存在感を放っています。そしてこのお庭も元はと言えば「喜八郎ゆかりで、眺めたお庭」なのだとか…?(位置関係や建築の時代的には腑に落ちる…)

建築内では「大倉庭園カフェ」としてカフェメニューや甘味、そしてカレーなどをお庭を眺めながら味わうことができます。『蔵春閣』を訪れた後はぜひこの苔の美しいお庭にも立ち寄ってみて。

(2021年11月、2026年9月訪問。以下の情報は訪問時の情報です。最新の情報は各種公式サイトをご確認ください。)

アクセス・住所 / Locations

JR白新線・羽越本線 新発田駅より徒歩5分

〒957-0055 新潟県新発田市諏訪町3丁目1-17 MAP

投稿者プロフィール

イトウマサトシ
イトウマサトシ
Instagram約9万フォロワーの日本庭園メディア『おにわさん』中の人。これまで足を運んで紹介した庭園の数は2,000以上。執筆・お仕事のご依頼も受け付けています!ご連絡はSNSのDMよりお願いいたします。
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